表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

68/82

67 島津没落の余波

島津は国内7位の企業グループである


ソレが潰れた場合の余波はどれくらいか?


大体日本を7等分したうちの一つくらいと思えばいいだろう





島津はたった一日で潰れた


まあ正確には完全には潰れてはいない


株価が暴落して月末には不渡りが出ることが予想されるだけである


まあ月末に売った商品の代金が支払われないと知っていて商品を売るバカはいないだけ、とも言える





会社としては残っている


ただ中はボロボロで再起不能だ


株を買っても将来は売れなくて紙くず同然になるのが判っていて買うバカはいない


たとえ株を買い占めて会社の経営権を得ても膨大な借金を代わりに払うことになる


誰も助けはしなかった




島津は不渡りを出さないために売れる物はすべて売った


倉庫にある商品、土地、特許、その他イロイロ


売れるものをすべて売っても不渡りが出た


全国展開していて巨大な分、毎月の経費も膨大なのだから当然である




結果、運命の日から一月も立たずに会社更生法の適用を申請することになった





政府は困った


日本の会社の1/7が潰れたのだ


まあシェアの食い合いもあるので仕事の内容は同業他社でなんとかなった



なんとかならなかったのは失業者である


人員整理で大半の人間がクビになった


正確には退職勧告である



まあ沈む船から逃げ出したいのは皆同じで勧告されない人間も退職する側に走った


結果、ほとんどの人間がハローワーク行きとなった



膨大な失業保険金


失業率の増加


社会問題になった



政府からすると島津の尻拭いであるのだから


バカ野郎!


しか感想がなかった



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ