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受験と少女と雪と僕

2、3年放置してたノートPCから発見された分をもとに、加筆していくので、進行は遅いし、断念するかもしれないし・・・

僕が彼女と出会ったのは雪降る寒い朝だった。

僕は傘を指して、耐寒装備ばっちりの格好でゆっくり歩いていた。

ふと、公園があったので見ると、ベンチに座って空を見上げるショートカットの少女。

(南下、儚げで可愛いな)

大学の受験の日という、緊張すべき朝に、僕はそんなことを考えつつ歩き去った。


僕が受験を終えて、アパートに帰るとき、

(あの子、まだ居るかな?)

僕は朝と同じ道をとおり、公園まで行った。

公園のベンチには朝と同じ位置に朝と同じように空を見上げる少女。

(寒くないのかな?)

僕は自動販売機で珈琲を二つ買い、少女の隣に腰掛ける。

少女はちらりと僕を見たけれど、すぐに視線を空に戻す。

(警戒心なさ過ぎだね)

僕は少し不安に思いながら、

「寒くないの?」

と、缶コーヒーを少女に差し出す。

「寒くなかったら、病気だよ」

少女(隣で見ると少女というより、同年代だ)は、

僕の差し出した缶コーヒーにはまだ気づいてないらしい。

「確かに。僕は真島まじま 篤姫あつき。よろしく」

僕は缶コーヒーを彼女の横に置く。

「僕は美毛。冬野ふゆの 美毛みけ。今日からそちらでお世話になるはず」

彼女は僕を品定めするように見た。

「・・・あー、ちょっと前に電話で言われた冬野さんか、よろしく」

「君には何度も電話をしたんだが?」

初対面で凄い睨まれた。

「ごめん、受験のときからずっと電源切ってた」

形態の電源を入れると、確かに非通知設定で何度もかけられていた。

「受験?・・・篤姫、年は?」

いきなりの呼び捨て。口調からしてそれが彼女のノーマルなんだろう。

「今年で19になるけれど?」

「もしかして、神門大学?」

神門大学は、都内にある一般的な偏差値の大学。

「そうだよ?」

「ふむ、上手くいけば僕たちは同級生になるかもね?

文学部かい?」

「うん」

それから僕たちは雪降る公園のベンチでいろいろと話した。

彼女の家の話、僕の親との話など。

話していて、彼女の話し方が大仰だったけれど、彼女の態度とかと合わさると、

別に気にならなかった。


次の投稿がいつになるかは神の味噌汁・・・

じゃなくて、カミノミゾシル。

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