表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

将棋

 こんにちは、NiOママ@blog主です。


 ツクツクボウシの鳴き声が聞こえなくなったな、と思ったら、秋の虫が鳴き始めましたね。


 皆様いかがお過ごしでしょうか。


 最近6歳になる息子が、将棋にはまっています。


 若冠14歳の天才棋士に影響されたのでしょうか。


 この前はインターネットで将棋をしながら『やったー、リアルponanza相手に29連勝したよ!』と可愛らしく笑顔を浮かべており、『我が家の天才棋士くんも、いつかは藤井くんみたいになれるのかな?』などと、親バカなことをちょっぴり考えております。


 さて、実は私、将棋についてほとんど分からなかったので、息子に説明してもらいました。


 ぎこちない手で駒を並べる息子でしたが、その説明に戦慄してしまいました。


 まず、『歩兵』です。


 名前からも分かる通り、兵隊なのです。


 しかも一歩ずつ、前にしか進めない……これは敵前逃亡を赦さないおぞましい軍国主義を思わせます。


 他にも、『香車』は同じく後退のネジが外れた直線移動しか出来ないと言うのです。


 これも『神風特別攻撃隊』……片道燃料の『バンザイ・アタック』のオマージュでしょう。


 更には明らかに優秀な『飛車』や『角行』……未来ある若者を敵陣に突っ込ませ、お偉いさんである『王将』『金将』『銀将』は自陣の奥でふんぞり返る様などは、正に戦中の大本営を想起させます。


 この様な思想をゲームを通じて子供にまで植え付けていくことで、日本を戦争の出来る国にするつもりなのでしょうか。


 一人だけ安全な場所に隠れた安部首相と言う名の王将は、穴熊の中で笑顔を浮かべています。


 先程まで頼もしく聞こえた息子の駒を板に叩き付ける音が、まるで遠くから響くグンクツの足音のように聴こえて来るような気がするのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 将棋、面白いですよね。特に歩が成ったときの感覚は格別ですね。格下なめんじゃねえ、というような、激アツ展開は最高です。内容的にはブラックジョーク寄り、私は最高だと思いましたね。
[一言] なるほど…そういった分野?があるのですね。 知らぬ事とはいえ、大変失礼を致しました。
[気になる点] 「敢えて」の表現かもしれませんが 「グンクツ」ではなく「軍靴(ぐんか) が適切かと存じます。 [一言] 戦争をイメージなさるのは将棋よりもチェスの方が適切かと思います。 プロ作家の井沢…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ