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総解説 前編

 今回は50話記念の総解説です。そのため少し短いです。

世界観


 基本的に第一次大戦までは史実と同じ。


 作品内において、1910年に白根が満州の旅順に大亜細亜造船を開設した所から歴史が変わり始める。


 1931年に満州事変が勃発するが、この事変を日本陸軍は謀略によって清朝復興の軍事紛争に転化し、満州国は正式な独立国として誕生した。そのため、史実になかった国籍法の導入や憲法の制定が行われている。また、関東軍は満州事変後若干増強されたのみになっている。


 白根が秘密裏に設置した義勇海軍は事実上の満州国海軍として満州事変、満中戦争に参戦し、いずれの戦いでも勝利を収めている。


 満州を保護国にしなかった日本は、満中戦争勃発により未遂に終わった2,26事件を通して軍部の権限の弱体化が図られ、軍の増強ではなく、近代化のみが焦点となっている。代わりに失業対策を兼ねて国内の再開発を開始し、飛躍的に工業力や技術力を伸ばしている。そのため、「大和」を始めとする艦艇の建造は3,4ヶ月早いスペースで進んでいる。また、戦車や航空機の技術も加速している。


 ヨーロッパ、アメリカではほぼ史実どおりに歴史は進んでいる。


 ソ連も史実どおり1939年に満州国とモンゴル間で紛争が発生したノモンハンへの侵攻を行っている。しかし、日満軍に敗北し国境線は満州国の求めるラインで確定した。


 また、日本は民族運動の高まりから朝鮮を独立国へ、台湾を自治国へと改組している。


 1940年に起きたタイ・仏間の戦争において、日本は史実以上の支援を行い、戦争はタイの勝利に終わった。


 日米間の関係悪化は仏印進駐ではなく、タイへの軍事介入と米国内のテロから来ている。


 太平洋戦争の勃発は史実どおり12月8日であるが、アメリカから日本へとなされ、米国側が日本の委任統治領マーシャルへと侵攻することにより始まった。なお、英蘭は宣戦布告をしていない。


 そして新たな太平洋戦争が始まった。


 主要兵器1


 駆逐艦「流星」級。

 排水量1200t、速力30ノットの小型駆逐艦。武装は12,7cm単装砲2基、40mm連装機関砲2基、61cm魚雷三連装発射管1基。爆雷48個。


 昭和6年に大亜細亜造船で竣工した。小型で戦闘能力は低いが、短期間で多数の数が揃えられるブロック工法を採用し、生存率を上げるため機関をシフト配置にした。同型艦は輸出分を22隻。主砲を両用砲に換え、対空砲を増やした改「流星」級の建造も進んでいる。


 軽巡「海龍」級

 排水量5120t、速力30ノット。武装は15,5cm連装砲3基6門、8,8cm単装高角砲2基2門、40mm連装機関砲4基8門、61cm三連装発射管1基3門。水上機2機搭載。


 中国海軍の増強を受け建造。15,5cm砲は日本海軍より購入した。主砲などの主武装を中心線上に配置している。同型艦に「天龍」がある。


 航空母艦「白虎」級

 全長200m、速力25ノット。武装8,8cm連装高角砲8基16門。40mm連装機銃8基16門、25mm連装機銃10基20挺。搭載機36機。


 大亜細亜通運の「白虎」級高速貨物船の改装空母。短期間の改装で空母から貨物船にもどせられる設計。また、新規建造も容易となっている。同型船3隻。


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