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千年竜  作者: ikhisa
あとがき
46/46

あとがき-2

 そしてやっと長編を書き始めました。

 

 前述した通り、この物語はミレリアのための物語です。ラストシーンではミレリアの独白を聞き、その魂を継承しなければなりません。主人公はそのために存在します。

 なので主人公は、幼馴染のリュウというキャラとなりました。1000年後に、1000年前の幼馴染に、1000年を語る。

 作中でリュウが「自分が1000年を越えて来たのは、このためだったのだ」という独白がありますが、アレはマジなのです。


 そして書き始めようとして、不安になりました。

「ホントに、コイツを主人公にして、大丈夫なんだろうか?」

 

 小説なので、主人公には主体性がないと色々と困ります。ですが、彼はミレリアの為のみに存在する男です。

 なのでとりあえず、「ミレリアの為のドラゴン」という事になりました。ヤツの行動原理は全てミレリアの為です。

 

 序章の衝撃エピソードは、そう言った前提があったので作成されました。これはミレリアの行動原理であり、リュウの行動原理となります。

 AIに読ませたら、かなり拒否反応を示されました。まあ、だろうなとは思います。

 私は割と倫理的にギリギリのところを突っ切り気味なので、そのまま行くことにしました。

 そしてルシエラがリュウをボキボキにへし折ります。

 この辺のエピソードは、芸能界とか、地方の美女の顛末とか、コンクリ事件とか、その辺がモデルです。胸糞悪い話です。

 そして敗北したリュウは、1000年後に飛ばされます。ここに理屈はありません。飛ばす必要があったので飛ばしました。


 そして飛ばされた先でルネに看病されます。

 実は当初の予定では、おっさんが看病する予定でした。ですが書いていてむさ苦しく、私が書きたくないので、女の子にしました。動機が欲しいので、この辺りでリュウをイケメンにすることとしました。

 そうしたら、いつの間にかルネがリュウの通い妻みたいになっています。この時のリュウを書いていて、私は思いました。

「なんだ?コイツ……」

 

 この辺を書きながら、次のフローゼ編の展開も考えていたのですが、どういう展開にするのかを少し悩んでしました。フローゼのキャラが決まっていなかったのです。

 彼女はリュウに魔術を教えつつ、リュウに喰われる必要がありました。

 最初は単純に嫌な女にしようと思ったのですが、それでは面白くありません。なのでモテ男化している設定を使う事にしました。


 第一章でルネに要らんことを言って、中途半端に誑かすエピソードはそのために追加しました。

 高身長、イケメン、昔の女を引きずった陰のある、キザなことをサラッと言う、世間知らずで面倒を見てあげないと駄目そうな男

 なんか書いていてイラっとしたので、ヴォルスにぶん殴ってもらう展開はここで思いつきました。


 そして第二章のフローゼ編です。考えてみればフローゼは可哀そうな女です。

 リュウに魔術を教えて、リュウにドハマりして、リュウに正体を明かしたら嫌われて、その上裏切られて、最後には喰われるのです。

 しかもリュウに自覚はありません。嫌悪して裏切ったら、思った以上に上手くいった、くらいの感じです。

 フローゼはマフィアのトップで、反魂とかしていた女なので、悪い女ではあるのですが……

 なのでこの章は書いていて、読んでいる人の反応がすごく心配でした。

 個人的には、綺麗にまとまったかな?とは思ったのですが、それでも心配でした。自分としては好きな章ではあります。


 第三章はアルベストとの決闘です。当初の予定ではアルベストはだらしないおっさんになる予定でした。でも何となく品の良い貴族の気のいいおっさんになりました。キレるとアレですが。

 この章でようやくリュウはちゃんと戦うようになります。思えば長かった……。

 リュウの空中遊泳は、ミレリアの水王と同じ戦い方です。この辺は当初からそうする予定でした。

 水泡を作って嚙みちぎる戦術は、元々はミレリアが使う予定の戦法でした。「禁忌」のエピソードで見せしめに殺した獣人にそれをやったのですが、流石に絵面がヤバすぎたので、そのシーンはオミットしました。なのでここで再利用しています。


 第四章でオルドロスとヴォルスのイベントが消化されていきます。

 オルドロスの元ネタはランツクネヒトです。彼も当初はフローゼ同様に嫌なヤツを想定していました。でも例によってなんか面白くない。目立ちたがり屋という性格は最初からあったので、それでヴォルスとの関係を作ることにしました。

 オルドロスとヴォルスの戦いをどうするか、最初は悩みました。四竜同士の戦いなので、格落ちしてもらっては困ります。そしてヴォルスが眼帯を付けていたことを思い出して、それを活用することにしました。眼帯つけててよかった……マジで。

 個人的はカッコよく書けたのではないかと思っています。


 ヴォルスはメタルギアのビッグボスとか、パイレーツオブカリビアンのジャックなんかがイメージです。ドラゴンなので凶暴なのですが、理性的で真面目です。彼はマジで良いやつです。理想の上司キャラです。

 真面目なので、久々に会ったリュウとどういう会話をしていいのか分かりません。この時の会話はマジで思いつきませんでした。なので酒を飲ますことにします。ドラゴンは喰う前に飲みがちなのです。

 そしてリュウとヴォルスは親友になります。昨今は色々と言われがちな、飲みにケーションです。ついでにリュウをボコボコにしてもらいました。

 

 そしてリュウとヴォルスは伝説の決闘となります。ここの戦いは描写できる自信が無かったので、神話になりました。


 そしてリュウはミレリアの元へ向かう権利を手にします。


 当初はここから、リュウは割と勢いよく帝都に突っ込む想定でした。でも色々と考えると違和感があります。

 

 リュウはミレリアのために全てを犠牲にしていきますが、どう考えてもコイツは好きでそんなことをするヤツではないからです。

 順当に考えると、行くのはヴォルスでしょう。ヴォルスがミレリアを倒して、ミレリアが死ぬ間際に1000年の呪いをぶち込むのです。

 でもこの物語はミレリアのための物語です。それはありえません。なので無理矢理リュウが行く事になるのです。

 

 この辺りで、リュウが可哀そうになってきました。なので救うことにしました。

 リュウの壊れ方に少し唐突感があるのは、この辺に事情があります。


 それで最終局面でミレリアとリュウが救い会うという展開になりました。この展開はアドリブだったのです。


 そして目的としていた最後のシーンに到達します。これで物語が終わりました。

 

 あとがきを書いたら異様に長くなってしまいました。わざわざここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 あとは外伝の、リュウのやらかしエピソードが用意してあるので、お楽しみいただけたらと思います。

 

 それではノシ

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