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第72話 捜索

ルナの1度目の人生の話は護衛騎士のガリバーから聞いていた

サテライトと妙な話をしていたと

あの2人は16年前にタイムリープしたという話だ

1度目の人生ではルナは16歳

スミスという男に騙されて監禁されて生きていたこと

サテライトは聖女毒殺の冤罪で処刑されたこと

そして…俺は聖女と恋人だったこと

そして…俺は自らの手で聖女を殺したこと

信じられないような話だが

俺はほぼ確実にルナがタイムリープをしたと思っている

タイムリープを繰り返してかつて王家へ反逆した一族がいた話を俺は知っていたからだ

他の人間はこの事実を知らない

王家だけに知られる情報だ

タイムリープの魔法は存在する。夢物語ではない

何度も死ぬことを繰り返して繰り返して病んでしまい、タイムリープの一族はほとんど処刑されたと聞いている

昔の話とはいえ、今も反逆を計画している可能性がある為タイムリープの魔法使いは見つかるとすぐに捕まり処刑対象になる

ルナは何も知らない

タイムリープ一族がルナを孤児院へ捨てたのだろう

そして…運良く魔法が発動してタイムリープした

10年もタイムリープ出来るなんて話は聞いたことはない

せいぜい一週間程度しか出来ないはずだ

しかし、ルナは1度目の魔法で大きなタイムリープを発動させた

恐ろしい程の才能だ

ルナがタイムリープ出来るなんて知られたら…

あっという間に悪いやつに捕まるだろう

失敗しても何度でもやり直せる

まさにチート級の魔法だ

誰にも知られるわけにはいかない

王家にバレたら処刑

それ以外の敵国にバレたら監禁されてタイムリープを何度も強要されるだろう

そんなことは誰にもさせない

必ずルナは俺が守ってみせる


この街に来てから…ルナの機嫌がすこぶるいい

初日は頭を殴られたのに

あんなに震えていたのに

何もかも忘れて楽しそうに過ごしている

俺と付き合えたから…とかならよかったのに

そんなわけなかった

ルナが機嫌の良い理由

聖女カリンに会えたからだ

サテライトに冤罪を着せて

処刑させた張本人

俺の恋人

そして俺が殺した女だ

サテライトとあんなにも仲良くしていたくせに

サテライトの宿敵相手にも友好的なんだな

サテライトを処刑台に送らないとタイムリープはされなかったと思っているのだろうか

恩義を感じているようだった

この女が極悪人であることには変わりないのに

特別な思い入れをカリンにしていることは明らかだった

この女の為に歌うとか言ってるし

俺の為に歌ってくれたことなんてないのに

むかつく

カリンという女が大嫌いだ

国家反逆しようとしているところだけは評価しているが

それでも嫌いだ

ルナが好きなやつは

俺は大嫌いだ


いよいよこの街でラストライブを行う

早くこんな街去りたかったからよかった

ライブが終わりルナがカリンと話をしている

キラキラと輝いてルナが話をしていて気に食わない

それでも…この街とはもうおさらばだ

あんな女ほっておいて大丈夫だろう


「今日1日だけ貴方を自由にしてあげる。」


そう言ってルナはカリンに手を差し伸べていた

その言葉は

俺を救い出した魔法の言葉

自由を渇望しているやつにとっては

どんなドラッグよりも良く効く

最強の魔法の言葉だ

カリンが手を取りそのまま移動スクロールで2人は光に包まれて消えてしまった


バンッ!!!


俺は怒りで壁を殴りヒビ割れさせた

ルナは俺のことなんて何も考えていない

俺の気持ちが嫉妬でぐちゃぐちゃになったって

ルナは関係ないんだろう

じゃなきゃ俺を置いて勝手に移動魔法で逃げ出すなんて

やるわけがない

こっちは怒りと悲しみと嫉妬で

吐きそうだ


「お…おい…アーマー…ルナは魔法使いなのか?いきなり消えたが…。」

ジャッカルが俺に話しかける

「ルナは魔法使いではありません。魔法が使える紙を発動しただけです。」

「そ…そうか…1日で帰ると言っていたしとりあえず1日待って…」

「ふざけんな。待てるかよ。」

「そうは言ってもどこにいるかなんて…」

「1日で戻ると言ったんだ。近くにいるはずだ。」

「あ…あの…そんなにキレなくてもルナは帰ってくると思うから落ち着いて…」

「むかつく。」

「え?」

「むかつく。むかつく。むかつく。むかつく。むかつく。むかつく。むかつく。むかつく。むかつく。むかつく。」

「アーマー落ち着けって…」

「無理だよ!!!ルナは俺のことなんてどうでもいいんだ!!!あんな女の方が大切なんだ!!むかつく!!

むかつく!!むかつくむかつく!!!」

「そ…そんなことないだろう?お前達は恋人なんだし。」

「ルナは誰にも渡さない!!!俺からルナを奪うやつは全員殺す!!!」

俺は怒りが押されられなって炎を身に纏う

「ひぇ…!!落ち着けって!!探す!!探すから!!」

「当たり前だ!!探せ!!今すぐ探せ!!」

俺はアース音楽団のメンバー全員に走って捜索させた

追跡魔法は解除されている

俺は魔法で空を飛んで捜索をする

俺を置いて自由になるなんて許さない

絶対に許さない





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