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第69話 恩返し

「レディースアンドジェントルマン!!アース音楽団ラストライブへようこそ!!」

「アース音楽団の永遠の前座!盛り上げ担当のルナでーーーす!!」

「早いものでこの街に来てからもう1カ月経ちまして。」

「1回目のライブから来てくれた人〜?」

「あ!結構いっぱいいる!ありがとうございます!!」

「覚えてますか?1回目のライブのとき、私頭に包帯巻いてぐるぐる巻きで歌ってさぁ!」

「今だから言うけどあの時いきなり頭を殴られてさ!もう最悪だったんだよ!?この街大丈夫なんかなって!!治安悪すぎやろって!!」

「でも…悪い人はあの人だけで。街の人も見に来てくれる人もいい人ばかりで。」

「みんなに会えて良かった。この街に来てよかった。」

「そう思えたのは今来てくれてるみんなのおかげです。」

「本当にありがとう。」

「それに…恩人にも会えたので。」

「恩人に恩返しがしたかったんですけど…私の力不足でなかなか難しくて。」

「せめて今日だけは。全てを忘れて熱中出来るような。」

観客数は3000人程いたが、私はカリン様を見つけることが出来た

「最高のライブを貴方に。」

私はカリン様に指差しをして微笑んで言う

カリン様は中指立てて私を煽っていて

笑ってしまった

国家反逆する女は覚悟と面構えが違うなと

かっこいいなと思っちゃった

私がかっこいい姿見せたかったのに

敵わないなぁ

「お前ら今日は何しに来たんだあああああ!!」

「私の音楽聴きに来たんだろおおおおお!!」

「え?リリー目当て??私はおまけ?ふざけんな!!」

「いつか乗っ取ってやるから!ビッグな女になるんだから!!」

「今はまだ上手くないけれど。」

「誰にも負けない熱い魂見せてやるから!」

「誰にも負けない声援で!!」

「一緒に盛り上がって!!!」


私は演奏を始めて歌い出す

カリン様

私は貴方のおかげで

今、こんなにも自由で

こんなにも幸せです

王家反逆は出来ないけれど

カリン様の為になら

命かけてあげますよ

私と同じ自由を愛する

愛すべき狂人

今日のこの歌だけは

カリン様に捧げる



ライブが終わり、ファンミーティングの時間になる

「最高のライブだったわよ。ルナ。」

「ありがとうございます!カリン様!」

「羨ましい。ルナが。ルナになりたかった。」

「何言ってるんですか。カリン様らしくない。」

「私だって…反逆なんて本当はやりたくない。自由になりたいだけ。」

「カリン様…。」

「フッ。でも私はやるんだろうな。私が最悪な死に方したらその時は笑ってね。忠告したのにバカだって。」

私はカリン様に手を差し出す

「…何?この手。」

「カリン様を1日だけ。自由にしてあげます。」

「何言ってんの?」

「私の手を取って。何も考えずに。さぁ!!!」

戸惑いながら私の手をカリン様は握る

私は移動スクロールを破り瞬間移動野魔法を発動させた

瞬く間に光に包まれて魔法が発動する

私とカリン様は隣町まで瞬間移動した

「ちょっと…何これ…」

私は握った手を掴み走り出す

「さあ!!遊びますよ!!私達は自由だ!!」

「私には追跡魔法がかかっているのよ?こんなことしても無駄…」

「この移動スクロールは追跡魔法も解除出来る優れ物なの。アーマーから逃げられるように王宮魔術師が作った最高傑作よ。だから安心して!!」

アーマーと一緒に孤児院を抜け出して遊びに行った日を思い出す

「やりたいことしたいことたくさんやりましょう!!」

カリン様は見たことない満面の笑顔で走り出す

「私!!男遊びしてみたい!!ナンパしよ!ナンパ!!私達最強に可愛いから釣り放題だよ!!」

「えぇー!!そんなことしたら私アーマーに殺されるよ!」

「バレなきゃ大丈夫だよ!!」

「男は苦手なのに!!」




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