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no title  作者: もちまる
一章
5/5

4

首輪もしてないし野良?

それにしては毛並みが綺麗。

近くに親猫がいる気配もない。


「どうしよう」


電車がいつ来るか分からない踏切内でこのまま留まっている訳にはいかない。

安全な場所に連れて行こうと子猫に手を伸ばした。


「大人しくしててね」


しゃがんで目線を合わせる。


「やっと会えた…!」


「えっ…」


目の前の子猫が突如、人の言葉を話したかと思うと目の前が真っ白い光に包まれ、そのまま意識を失った。




「もう2度と離さない」

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