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ショートショート5月〜5回目

浮かび上がる記憶をしみじみと。

作者: たかさば
掲載日:2024/05/18

時折、脳裏に浮かびあがる、記憶がある。


なぜか、ふいに思い出される…過去の出来事。

経験したことがないのに…思い出す。


……なぜ、わたしは、思い出すのだろう?


確かに未経験の、出来事。

はっきりしない顔の、誰か。


いつも、不思議に思う。

いつも、胸がざわつく。

いつも、困惑する。


全く知らないはずの、謎の記憶。

さも自分自身が経験したような、謎の既視感。


……本当に、わたしはいったい、何を…思い出しているんだろうね?


真相は、おそらく……。


わたしの中の、誰かの…欠片。


何となく、胸が痛いのは。

何となく、逃げ出したくなるのは。

何となく、悲しくなれるのは。

何となく、潰されてしまいそうに思うのは。

何となく、失うことを予感するのは。


わたしの中に消えていった、誰かの…名残りなんだろう。


記憶が浮かぶたびに…時の流れを感じる。

記憶が浮かぶたびに…居た堪れなくなる。

記憶が浮かぶたびに…自身の在り方を考える。


記憶が浮かぶことに…幸せを感じては、いる。


感情って、こういうものなんだ。

人間って、こんなふうにもがくものなんだ。

命って、こんなにもいろんなことを残せるんだ。


この身のうちに消えてはしまったが…きっと、意味があることだったのだろう。


これからも、いっぱい、いっぱい…思い出せることを、期待する。


いっぱい、いっぱい…いろんな記憶を、思い出せるといいな。


わたしは、目の前で震える肉を。


ひ と く ち で 。

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