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心の行方
本当の愛なんてものを
僕が知る日はこないのかもしれない
ぼんやりと温かい朝の中で
吹いてちぎれそうなか細い春に 僕は君の姿重ねていた
想い出さえも無力な 寂しさに揺られて
あの時の出逢いを回想しながら
誰かの呼び止める声は懐かしくて
あまりに僕は無力で
振り返ると想い出の遠さに
ちぎれそうになる
今でも僕は 君を失った痛みに
心の在処さえも分からなくなってしまったんだ
もう一人ではいたくない
君がいるから
君がいたから
一人の世界で待つこと
それが僕の人生だと悟った
たとえ君が来なくても
花は咲いてるから
心変わりを待ったけど
今でも訪れそうにない
これからも……




