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Do you remember me?
一人きりで考えるんだ
なぜ僕らは出会ってしまったのかって
耳障りな声が聞こえるんだ
耳障りな声は全て君のもの
君はもういないはずなのに
もはやそれは日常と化している
僕と完全に同化してしまったみたいだ
僕の思考回路には僕しか存在し得ない
僕しか映し出さない
それで良かったのに
僕はまた勝手に君との記憶を紡ぎ出す
君といたときだけ渇いた心は熱を持って
焼け千切れそうなんだ 僕の心臓さえ
僕の思考回路が作り上げた君
それとは違う どこかにいる君
僕のことを思い出して 僕の所に来て
伝えたいことはそれだけ
この思いを抱えたまま
僕はどうやって生きていけばいい?