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秋空
秋空の下
君の夢を見ていたつもりで
瞳の陰りに 気づかなかった
あの日を思い出してた
迷いながら散りゆく木の葉たちを横目に
どうしようもなく時が過ぎたことを感じてた
よく似た手触りの風を感じて
最後の日の二人を 描いてた
あの日も 寂しい秋空
薄く夕焼けに彩られた空模様が 君の決意とよく似てた
別れの言葉が胸に刺さった
さよならと謝る君
君の涙に 傷ついてた
そんな午後
「信じて欲しい」
その一言さえ 遠いほど
僕たちはもう離れてしまったの?
届かなかった言葉たちが 未練となり
落ち葉のように積もっていく




