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さようなら、僕の言葉  作者: 大宮聖
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モラルに死にゆく君へ……

理想に殉じた君

青い涙に濡れていたね

変わり果てたと いうには

あまりに君は幻みたい

疲れ果てて 痛みに震え

人の目を避けるように 辿り着いた

そこがどこかはもう 覚えていないけど

確かにあの時 君に出会った

同じ傷を持ったふたり

誇りを分かち合ってた

いつしか傍らで 笑う君を見て

このまま穏やかに暮らせればいいと

理想さえ溶かした

いつからだろう

その笑顔の中に

寂しさを見つけられるようになったのは

すべてのしがらみから目をそらし

叶わないと知っていて

僕の横で ずっと

微笑んでと 願った……

笑うほど 悲しみが色濃くなる

どうして……その一言さえ 持てずに

消えそうな君を 最後まで探してた

僕のもとにあるロケットには 想い出の欠片が

悲しく 微笑んでる

幸せがそこにあったと 教えてくれる

壊れるほど深く愛しても

二人はそこにいない

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