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さようなら、僕の言葉  作者: 大宮聖
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振り向いて...(The End of Love)

そこに君はもういない

離れてゆく後ろ髪が 悲しかったね

見つめるだけで 呼び止められない

最後の幕切れ

楽しそうに話してた君を見つめてた夏の午後 

仄かに残る熱を感じて 色づいてた

ゆっくりと 手を離すと

少し不安そうで

細い指先と心を 精一杯包んで 笑いかけた

二人を包む全てが 愛おしくて 幸せだった日々

当たり前じゃないと 気づいたよ

過去というには 余りに

残したものが大きすぎて

想い出というには

あまりに 寂しい……


この声はもう届かない

どれだけ君への気持ち 叫んでも

切実なのは現在よりも記憶の中の風景

長い髪をなびかせ 微笑んでた 

誰より物知りな 君は

一足先の誰も知らない場所 教えてくれた

特別感はいつしか恋となり

二人の時間を 世界中の何より 求めた……

心に残る出会いに 打ち震える感動に浸るには

君が離れた傷は余りにも 深くて……

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