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さようなら、僕の言葉  作者: 大宮聖
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本当の僕/片隅

誰にも気にかけられない

そんな僕でも

恋をしていた

ひとり俯いて 川底の向こう側へ 

視線は旅立つ

水辺に映る 素直な僕

僕しか知らない僕のことも

好きになってよ……

今が不幸なわけじゃない それでも

しがらみを抱えた僕の腕は 軋んでる

もっと幸せな僕

見つけられたら……

こんな思い抱くことも ないのに

君の痕跡だけを頼りに

僕はこの街でひとり 暮らしてる

もし僕が 本当の居場所見つけたら

君を手放してでも 自分を信じていいのかな

僕の恋は燻って いつの日にか傷となって消える

でも 誰かの恋物語を見つけたとき

もう一度君のことを思い出すだろう

誰かに恋するほど 強く

切実になれたらな……

僕は 若かりし日を浮かべながら

手触りだけであの日ついた傷 感じてる……

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