７月の夕暮れ

七月の夕暮れ

白い七月の夕暮れ

笹だけの筆で

黄昏が藍色の空を描き

その筆先から

星たちが砂金のように

空いっぱいに描かれる

静かな宵に

涼む風と風鈴の音が

尾を引いて流れる

天の川に流れる

何万何億の星たち

私たちもその川から生まれたのか

ただ懐かしく見上げる

七月に

藍色は深く深くどこまでも深く

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―　新着の感想　―

どんなお願いをされたのでしょう？私は最近星空を見ることを忘れてしまっていました。子ども心に戻らせて下さいましてありがとうございました。がんばってください。

2025/07/20 07:59 詩野忍

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