００１．三千百十万四千分の一秒の世界！
この物語は、【アルグリア戦記 ～1/31,104,000秒の世界～ 】の改訂版です。
どうぞ、ごゆっくりお楽しみ下さい。
遥か昔、才能を司る神が寵愛した魂を、〇Φ〆θ∵ζ☆■ё◇β◎Ы▲Э▽жл・・・他の神々達が戯れに消滅させてしまう。
そんな神々達を、己の理を以て、無に帰した才能神は、神界の掟により、神を廃され輪廻転生の輪に放たれた。
そして現代、超進化した科学文明は、寿命の概念を大きく変貌させた。
世界は、【不死身の機械生命体】と【生身の人間】の二種族が、共存共栄を謳歌していた。
だが、死の概念から解放された人類は、生殖能力が著しく低下、よって精子と卵子から機械的に子供を産み出し、人口統制する社会秩序が構築されていた。
【不死身の機械生命体】に改変する者の多くは、【生身の人間】の富裕層が生命喪失の危険に際してか、高額の改変料金を支払った者達であった。
しかし、富裕層の中でも【生身の人間】でいる事が、一種のステータスでもあった。
其の為、アンチエイジングで、【生身の人間】の不老不死化を人類は研究し続けていたが、【生身の人間】の細胞の限界から、遅々として研究は進まなかった。
其処で人類は発想の転換で、現実の世界で実現不可能ならば、仮想現実の世界で実現可能とする研究に軌道修正した。
そうして研究の副産物として、人類は現実の時間を延長した仮想現実の世界を構築し、【最大延長】で現実の世界の一秒が、仮想現実の世界の三百六十日に相当する【三千百十万四千分の一秒の世界】を実現したのだった。
此れにより人類は、時間の概念からも一時解放された。
そして、ゲームを楽しむ人にとって、現実世界の一時間は、仮想現実世界で【最大延長】百二十九万六千日分で、約三千五百五十年分に相当すると謂う、無限にも感じる時間をゲームに費やす事が実現可能になった。
そんな時代を、狂喜乱舞していた在る男が、現実世界からゲーム【アルグリア戦記】の世界に転生した。
只、男は仮想現実の世界では、人生全てをゲームに捧げる廃人の中の廃人、【廃神】と呼ばれているゲーム脳の変態だった。
To be continued！ ・・・・・・
ストックの続く限り投稿して行きます！ その後は、なるようになるさ、きっと（笑）！
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