ニートな俺はファンタジーゲームを極めてる
他の3作品をメインにし、こっちはゆっくり投稿したいと思います。
どうぞ、楽しんでください!
「押しつぶせ、上級魔法《アイシクルランス》!爆ぜろ、中級魔法!」
「「「「グギャァァァ!」」」」
「タエルノダワガマオウノコドモタチ!ヤツヲタオセバコノダイチヲシハイデキルゾ!ヒルムナ!」
くっ、何体でてくんだよこいつら。
「援護します!もやし尽くせ、中級魔法!」
「俺も援護するぜ!湿らせろ、初級魔法!早く凍り付け、中級魔法!」
「私も助けるわ。癒せ、回復魔法!
「助かるキラ、ジスそしてセリナ!」
「ウットウシイヤツラメ!イチゲキデツブシテヤル!超級黒魔法!」
ヤバイ!影が多いこの空間でその魔法はきついぞ!
「させねぇぇぇえ!合成魔法、上級魔法・《ホーリーランス》!」
「合わせます、目標に身体強化付与!魔力回復魔法《MPヒール》!」
ナイスアシストだ!
「タイコウシテヤル!魔法中断!超級魔法!
何回超級魔法撃てるんだよこいつ!
「うおぉぉぉぉおお!」
「シネェェェェェエエ!」
俺の魔法と魔王『ゲーテ』の魔法がぶつかり、ものすごい光と騒音を起こした。
(超級といえども、身体強化を使ってる時の上級魔法二つには勝てないだろう)
俺は勝利を確信した。
「グギャァァアア!ヨクモ、ヨクモオオオ!」
光が収まってようやく見えるようになって、魔王がいたところには魔王がいなく、かべに俺のランスを心臓に突き刺して死んでいる魔王がいた。
ホラな、嘘じゃないだろ。
確かに俺は勝った。
『CONGLADLATION!おめでとうございます!魔王討伐成功です!』
「はああ、疲れたー」
「やっぱり普通に魔王は強いな。この後どうする?」
「それは現実世界でのこと?それともこのWFA内でのこと?」
WFAとはWorld Fantasy Adventureことだ。
1年前に販売されて莫大な人気を集めたVRMMORPGゲームの一種だ。
「もちろん現実世界だよ。呑みに行っちゃう?」
「こう言う時は行くもんでしょ!いつものところ行こうよ!」
「了解、じゃあ12時集合でいい?」
「イイねー。じゃ、バイなら〜」
「私も賛成。ではまた後で」
「俺もおいとまさせていただく〜。じゃあな、新たな勇者さん」
そうか、俺は魔王を倒したから勇者になったのか。
「勇者、か」
俺も少し仮眠とったら呑みに行くか。
_________
「「「「乾杯〜」」」」
「いやーホームページ見たら俺らの名前載ってたよ!魔王討伐者って」
「誰が討伐したって書いてあった?」
そこなんだよな〜
俺で7人目の魔王討伐者だけど、1人目2人目はバグで討伐した人じゃない他のパーティーメンバーが載ってたらしい。
「しっかり『(´∀`)ハヤト』と書かれてましたよ」
よかった。
”俺は荻野 隼人、ゲーム内の名前は(´∀`)ハヤトでニート2年目だ。ニートだけども、コミュ力は低くない(と思いたい)。WFAを買って1ヶ月ほどしたらゲーム内でギルドに加入(結構早い)。その後5ヶ月後には今のパーティーメンバーたちと一緒にパーティーを作る(この時から俺はリーダー)。3ヶ月後には最高ランクSSSに到達(当時10人目)。ゲーム内にある専門職は選ばなかった。一般の大学に入学するが、就職先が見つからずニートになった。”
「なんだ、梨紗さん知ってたのか」
俺の名前を見つけた彼女は澤本 梨紗、ゲーム内ではキラで炎属性の魔法が得意。専門職は炎属性強化という、とにかく火に関することを担当している。ニート3年目。
それで今『なんだ、・・・』と言ってたのは竹本 賢、ゲーム内ではジス。俺と同じで専門職は選んでない(もしかしたら知らない)バランスタイプだ。ニート3年目。
「それより、何呑みます〜?」
この人は田淵 せりな、ゲーム内ではセリナと、名前を同じにしている。回復魔法特化という専門職についてる。強化を超えて、特化は他の魔法がダメになる代わりに特化させた属性魔法は効果が5倍ほどなる。ニート5年目。
「やっぱり〜……」
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ここは?
「確か、居酒屋で飲んでたはずだけど、あれ?なんでこんな西洋のような街にいるんだ?」
まさか呑みすぎてやらかしたか?!
「そんなはず、ないよね?」
「やっと目覚めましたね私の召喚獣。召喚してからずっと寝てるんですからまったく、死人でも読んだかと思いましたよ」
は?召喚?何言ってんだこのケモ耳少女は?ん?ケモミミ?
「ちょっと抜け駆け禁止!勝手にボクの召喚獣を自分のもの扱いしないでよレーネ!」
「なんですって?!私が召喚しましたよニーナ!ニーナこそ人の召喚獣を奪わないでください!」
まさか、異世界????