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  作者: 飄々
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小鳥たちが囀ずり、沢山の木花が芽吹く季節。


暖かい空気が私の身を包み、青空に薄く線を引く白い雲が浮かんでいる日。


新入生と思われる人たちが歩く道に私もいた。


いつもとは違う情景。

だけど、そこにはいつもと変わらない姿。私の大切な木。

そこにその木がある、というだけで安心する。


「いってきます」

いつも通り、その木に触れ、手を振る。


その木は他の木に比べてまだ小さい。

ずっと私を見守ってくれている。

そう、あの時からずっと。



昔、私は体が弱かった。小さい時、外には出られず、病院でほとんどを過ごした。

隣の病室に子ども好きのおじいさんがいた。顔は覚えていないけど、とても優しく、温かかった手だけは覚えている。

おじいさんは子どもがおらず、私を自分の子のように、孫のように可愛がり、泣きそうになる私を励まし、沢山のことを教えてくれた。


そのおじいさんは私が手術をする前に亡くなってしまった。癌だったそうだ 。

おじいさんは最後に私に約束したんだ。


『私はあそこでずっと見守っているよ。』


私の手術は無事に成功した。

退院したその日、私は母と父の手を引きおじいさんが指した方へと行った。


そこにあったのは芽吹いて間もない桜の芽だった。



今、悲しくないと言えば嘘になる。

けれど、決して不幸せではないと言い切れる。


おじいさんにもう一度会えたから。

飄々です。


なんだか分かりにくい文章になってしまい、申し訳ありません^^;


一応設定としては、亡くなった人は桜になるってことなのですが、なんだか無茶苦茶でしたね……。


もっと分かりやすい文章が書けるよう努力しますm(__)m

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