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小鳥たちが囀ずり、沢山の木花が芽吹く季節。
暖かい空気が私の身を包み、青空に薄く線を引く白い雲が浮かんでいる日。
新入生と思われる人たちが歩く道に私もいた。
いつもとは違う情景。
だけど、そこにはいつもと変わらない姿。私の大切な木。
そこにその木がある、というだけで安心する。
「いってきます」
いつも通り、その木に触れ、手を振る。
その木は他の木に比べてまだ小さい。
ずっと私を見守ってくれている。
そう、あの時からずっと。
…
昔、私は体が弱かった。小さい時、外には出られず、病院でほとんどを過ごした。
隣の病室に子ども好きのおじいさんがいた。顔は覚えていないけど、とても優しく、温かかった手だけは覚えている。
おじいさんは子どもがおらず、私を自分の子のように、孫のように可愛がり、泣きそうになる私を励まし、沢山のことを教えてくれた。
そのおじいさんは私が手術をする前に亡くなってしまった。癌だったそうだ 。
おじいさんは最後に私に約束したんだ。
『私はあそこでずっと見守っているよ。』
私の手術は無事に成功した。
退院したその日、私は母と父の手を引きおじいさんが指した方へと行った。
そこにあったのは芽吹いて間もない桜の芽だった。
…
今、悲しくないと言えば嘘になる。
けれど、決して不幸せではないと言い切れる。
おじいさんにもう一度会えたから。
飄々です。
なんだか分かりにくい文章になってしまい、申し訳ありません^^;
一応設定としては、亡くなった人は桜になるってことなのですが、なんだか無茶苦茶でしたね……。
もっと分かりやすい文章が書けるよう努力しますm(__)m




