愛されたい症候群
目の前には真っ白な紙
今からここに
僕の望みを具現化させる
僕の望みはただ一つ
僕を包んでくれるパートナー
まずは容姿のイメージから
髪は長めの黒がいい
目元は優しく穏やかで
いつも笑顔な人がいい
身の程を知れと誰かが言った
妄想だからと耳を塞いだ
想像するだけ、相手に見えなきゃ
他人に迷惑掛けてない
容姿の希望はその程度
真に望むのはその中身
キツい物言いは好きでなく
一緒に居るだけで喜んでくれ
僕を好きでいてくれる
…そこで僕は思考が止まる
妄想だからと誤魔化しても
どんな望みが叶うとしても
僕が僕を嫌いな限り
僕を好きになる人をイメージ出来ない
身の程を知れと誰が言った
それを言うのは自分自身
最初から他人は関係がなく
ただの愚かな独り相撲
そんな愚かな僕の事
誰か愛して包んで下さい