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月女神の庭で。  作者: 祐多
第二章
30/31

護衛──7

すみません、更新が追い付きません。


五日ほど忙しくなるので、暫く更新がストップします。

 




「ありがとうございます、ギースさん」


「いや、たいしたことはしてない。……もしまた絡まれたら俺に言え」


「はい。その時はお願いします」



 ギースの言葉に素直に甘え頬を緩めると、ギースも笑んでくれた。そのままギースの仲間のもとへと連れていかれて、こちらをちらちらと窺っていた彼らに声をかけられた。



「めんどくさいのに目ぇつけられたねー」


「はい……」



 逞しい筋肉が袖から覗く彼女は、勇ましい女戦士だ。金髪を短く切り、澄んだ緑の瞳が太陽の光に照されて一層美しい色合いに見えていた。日焼けをした浅黒い肌をしているが、染みひとつないのが不思議である。年齢は二十代後半から三十代前半、といったところであろうか。



「あ、あたしはローザだよ。よろしく」


「ルラです。こちらこそよろしくお願いします」



 差し出されたのは、たこのある女性らしからぬ手。皮膚も固く、彼女が長年冒険者という職に就いているだろうということがわかる。


 その前を歩いていた男が振り返った。ひょろりとした長身の男は、背におおきな弓を背負っている。



「ローザじゃねぇだろ、お前の名前はローズマ──」


「その先を口にしたら殺す」



 ── 一瞬、背筋にぞくりと悪寒が走ったのは、気のせいだろうか。



「そんな女々しい名前で、あたしを呼ばないで」



 目力の強い、澄んだ緑の目をぎろりと男に向けたローザ。……否、ローザというのは愛称であるらしい。男の話とローザの話を合わせて考えると、どうやら女らしい名前が嫌になって彼女はローザと名乗っている、ということのようだ。


 ひょろりとした男は狼狽して顔をひきつらせ、言い訳じみたことをもごもごと繰り返し口にしていたが、青筋を立てたローザの鉄拳が頭の頂点に炸裂し、呻き声を上げてうずくまってしまった。



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