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童話・児童書などまとめ

お花さんの気持ち

作者: 枯谷落葉



 小さくて弱々しい花があった。


 でもその花は、とても美しくて、珍しい。


 一見すると、とても羨ましく見えるかもしれない。


 けれど、


 けれども。


 本当にそう?


 綺麗だなといって誰かが摘み取ってしまうかも。


 珍しいなと言って誰かが見世物にしてしまうかも。


 それを花が望んでいなかったら?


 その行為のせいで、花が長生きできなかったら?


 あなたは、見つけたその花をどうする?


「それでも私は花を摘むわ。だって花に心なんてないもの」


「私はそうっとしておくかしら。ただ綺麗なものを見れただけで満足」


「僕は他のお花を植えてあげようかな。なんだか辛そうに見えるから、そうしたら喜ぶような気がする」


「俺は、SNSにあげて皆に自慢するよ。でも摘んだりしたら管理が面倒だから、やらないな」


 人間はどんな行動も自由にとれる。

 でも花はどんな行動も受け入れるしかない。


 あなたが行動した時、

 花はその行為について、

 一体なにを考えているんだろう。



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