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エルファリアについてのテキトーな記憶

作者: 乃木坂 佑一

エルファリア。ファミ通がやたら宣伝したわりには大したことなかったような。

キャラで一番すきなのはダジオンブラザーズです。


かつてスーファミにおいて「エルファリア」という、マイナーなRPGソフトが発売された。


当時、発売部数トップのゲーム雑誌が、表紙のデザインを描いたイラストレーターをキャラデザインに


起用したコネなのか、まいどキツイゲームレビューに対して「だったらオマエらもゲーム作ってみろや!」


という声に耐えかねていたのか、雑誌社全面バックアップのRPG「エルファリア」は発売されたのである。


ストーリーなのだが、筆者はだいたいの主人公・ヒロイン・ラスボスの名前は「忘れた」あ、主人公はパイン


とかいう名前だったか続編の「エルファリア2」でなぜかカルト宗教のご神体になってたので覚えてた。


まあお察しの通り某イラストレーターデザインにもかかわらず、お話とキャラが薄っぺらい上に印象に


残らない。要は「王国に反乱がおこり悪い奴が皇帝になり姫がとらわれたので勇者が助けにいく」。


ドラクエ1もかくやの王道お約束なお話一本あるだけである。


このゲームの売りは某イラストレーターが書いた主要ボスがお立ち台グラフィックで戦闘になるのと


「メルド」という某FFか、アトリエかのパクリかなんかの、


「アイテムをテキトーに組み合わせて弱点かなんかのチートアイテム・武器をを作る」という


見も蓋もないバランス破壊か、公式チートもかくやのMMOか、堅いハスクラやFPSやってる人間が


ずっこけるような「なろうに20年先駆けるご都合主義システム」である。


例をあげると、このゲームで唯一名前を覚えている「ダジオンブラザーズ」という「いかにも中ボス」


という敵がいて、兄が悪魔騎士「ダジオンエルダー」弟が魔法騎士「ダジオンヤンガー」である。


この敵キャラ兄弟同時ではなくまず弟の魔法騎士が相対する。そこでメルドの組み合わせをすると・・


「まほうきしつぶし」オイなんだこの直球アイテムは。でもって兄の悪魔騎士であるが、これもメルドで


なんかすると「あくまきしくだき」、公式でチートをするなと。


某ゲーム雑誌は売りたいのか当時しきりにこのゲームを宣伝していたので名前はだいたい忘れたが


敵ボス主要キャラは以下の通りである


黒幕裏ボス陰キャ悪の魔導師ジジイ、小物感マシマシのケツアゴ、バケツカブトの世紀末皇帝シーラル


こいつだけ世界観に合って無さまくりな脳筋物理キャラだったので名前は憶えていた。


いや、悪の魔王とか、ボスキャラとかなんかそれっぽいおどろおどろしい恰好だのFF2の皇帝みたいな


いかにもなのが大ボスだろ、なんで北斗の拳か、中世あたりのバケツカブトで鎧完全装備の斧が標準装備のおっさんが


ボスなんだよ。ゴールデンアックスのデスアダーのほうがまだ説得力あるだろ、なんなら


コナンザグレートかベルセルクみたいな世界観にしろよ。ゆるキャラファンタジーのキャラじゃないだろ。


とツッコミたくなる御仁である実際ゲームのなかでも世界を滅ぼすには「IQが足りない」様子が散見され


まあ予想通り裏ボス陰キャジジイの計画通りのおばかだったりする。


某イラストレーター氏の世界観に合わせるなら洋ゲーみたいな感じにしてSESAにでも丸投げしたほう


が良かった気がする、トレジャーか、カプコンあたりのOEMでヴァニラウェアのような


ファイナルファイトみたいなアクションにしたほうが無難だったと思う。


システムを変えて1000年後の設定でパインをご神体にしたゲーム内の創〇学〇を倒す「エルファリア2」


が続編で販売されるがまあお察しの通りしょぼんな売れ行きであった。


ストーリーは薄っぺらいが一応それっぽいなろう小説なみの内容なんだがドラマチックにしたいなら


イラストレーター氏かグラフィッカーにカネ払って一枚絵の紙芝居風に幕間したほうがマシだった。


エッセイ某氏には悪いが、今から思えば いかにも 「なろうなRPG」だったと思う。








某イラスレーター氏のデザインはかなり濃くて印象のこるはずのなのに


このゲームにおいては全く記憶に残らない不思議。

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