表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
篝人(かがりびと)  作者: Mei.(神楽鳴)
4/23

四、

四、

 ぼんやりとした視界に、揺らぐ薄緑の海。春を告げる聖歌隊は、遥か昔に梅蕾つぼみをつけた桜を仰いでいるようだった。群青にツクシが散り、かと思えば健やかな夕映えが訪れる。父を待つ幼子が、諦めて水溜まりを小川と呼ぶように、永久の煉獄を恋と呼ぶように。つたなさの残る情景に、私は呆然と梅の香りだけを感じていた。

 振り替えれば、蜃気楼の岩影に雨粒を舐める童がいる。もう一度振り替えると、水中に泳ぐメダカらしき魚があった。天を仰げば、分かりきったこと。晴天が、桜並木を先取っていた。


僕は、花粉症なので春は家に引きこもりがちですが、四季折りの中で一番美しいのはやはり春でしょう。

桃畑や、梅の花が咲く様子を見ていると、おつまでもそこに留まっていたいような、頭の片隅で時々懐かしむぐらいがちょうどいいと思うような、不思議な感覚に陥ります。

まあ、もっとも今は人類の敵、夏が猛威を振るっているのですが。熱中症や、立ち眩みなんかには皆さんもお気を付けくださいm(_ _"m)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ