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ガイとドリーその6
ガイは、また元の場所に戻り、ドリーを待っているとまた「ガイー、ガイー」と呼ばれる声がします。
村の方から大小のふたつの人影が近づいてきます。よく見ると近所に住む仲良しのおばさんのランとその息子のレンでした。
ランは、「昨日の探偵クローバーの紙芝居面白かったなー」「これから仕事なんだよ」「最近、園長がうるさくてよー」お花畑の側に村の小さい子どもたちを預かる園がありました。
ガイはランに「ドリー見なかった?」「見ないなぁ~」「どうしたんだ」「はぐれちゃったんだよ」
「こういう時にクローバーさまに探してほしいよなー」とランは笑いながらお花畑の方へ息子のレンと行ってしまいました。相変わらず、楽しいおばさんだなとガイは、和みました。