20190431-3
間に合いました。
「あっぶな!!」
横薙ぎに軍刀を振ってくるので一歩だけ下がり、避けたらカウンター気味に右の蹴りを打ち込む。
狙いは胸のど真ん中。
まっすぐ突っ込んできたせいでまともに防御もできなかったようで交通事故にでもあったように吹き飛ばされた。
改良されたアシストフレームは強化された身体能力を回避などの防御的な行動だけでなく、装甲化した箇所を用いた格闘もこなせるようになった。
集団とのデータリンクも含めた先読みと高い身体能力により銃弾も見切り、人を簡単にねじ切れるパワーを持った個人。
常識の埒外の動きをする奴らと戦うにはこれくらいは必要だろう。
「ATioitaytutgegeekkkitutoedegeki!!」
残りの奴らも殺到してきた。
まっすぐ構えた突いてくる。
「よいしょ」
右足から踏み込んで一番右の奴に肉薄。
軍刀を握る手をつかみ握りつぶすようにして軍刀を奪い取り叩きつけるようにして脇の存在にもまとめてぶつける。
「GGugiGUgui!!」
無理な構えで振ったからか、斬るというよりスイカを砕くように真っ二つにした。
そのせいか三人目の胴体半ばほどで刀身がへし折れた。
「kUkurksasusga!!」
逆上した奴が懐から拳銃のようなものを取り出して発砲してきた。
首をかしげて避け、跳ぶ。
地上スレスレを飛ぶように隣接し肘を打ち込む。
風船が破裂したような音がしてくの字にへし折れた。
「よし!!」
明確に攻撃をしてくるが危惧していたよりよっぽど相手しやすい。
そんなに戦いとか得意じゃない僕でもアシストフレームの性能任せで十分対処できた。
おそらくしぶとさ自体はこの前の奴らより低くなっている。
たった一撃で撃破できているのがその証拠だ。
隊列を崩された警官隊も事実もう組み直して武器を持って攻撃してくる奴らを処理している。
軍刀や銃弾など盾で受けるのは難しいからか避けてカウンターを打ちこんで倒しているようだ。
「慣れてるってすごいなぁ」
ただカウンターを打ち込むだけではなくて脇を通り抜けようとした奴の足止めも行っている。
奴らを処理しながらじわじわと押し返し始めている。
このまま波が引くまでもつかともっていたら――
「BAuauauasdajdnzasjajjijizjaai――」
奴らは急に動きを止めた。
この隙に小銃で援護している相手を撃破しようと数人が駆け出したとき。
地面が炸裂した。
いやちがう、視界の端に解析された情報が映される。
それによると――
「爆撃!? なんでだ」
突撃したうちの一人は何とか逃げれたが残りの二人は巻き込まれたという報告がされる。
地面が破裂したとしか思えない反応が急に出て来た。
ただでさえようやく調子を取り戻せたところなのに、いつまた同じような爆発が出るかわからない。
全体的に浮足立ったその時だ。
「間に合いました!!」
聞きなれた声がする。
山上君だ。
同時に見覚えのある銀色の空を飛ぶ鎧武者が地面に降り立って――
「助けに来ました!!」
まぶしくなるほどのまっすぐした言葉で宣言した。
明日も頑張ります。




