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Apr/25/ 2019-6

間に合いました。


ナンバリング訂正

「っ!?」


 ウォーモンガーの驚いた顔が見える。


 その手刀は確かにボクの首を切り離した――()()()()()()


()()()()()()()!?」


「残念!!」


 そして視界の端にはキラキラと煌めく髪の毛先が見える。


 それを認識したウォーモンガーは――


「そうか! ()()()()()()()()()()()()


「せいかーい」


 わざと明るく言って、遠隔操作でウォーモンガーのおなかにつま先での蹴りを入れる。


 ズドン。

 と結構シャレにならない音がしたが全く顔にでていない。


 が、体が明らかにこわばった。

 痛みは我慢できるが、体液の逆流や内臓破壊による保護ためのロックは無視できない。


 つまり完全にフリーだ。


「っ!!」


 一瞬なやむ。

 首を繋ぐべきか、攻撃するべきかだが――


「首は後回し!!」


 振り切った右腕では構え直す時間がない。


 だからつかみ取った左手の剣で力任せに殴る。

 狙いは首だ。


 いくらなまくらでも力づくでたたき込めば大ダメージを与えられる。


 打ち込んだその瞬間――


「は!?」


 頭突きをするように打ち込む刃に頭をぶつけてきた。


「そうか!!」


 刃は叩き込まれ肌は切ったが、頭部の骨格フレームを斬るまではいかなかった。


 普通なら急所になる頭をぶつけに来ることなんてできないが、瞬時に致命傷にならないと判断したその速さに舌を巻く。


 うなって、左手の剣は手放して切り離した頭をつかませて一歩大きく下がる。


 おなかとあたま両方へのクリーンヒットは流石に堪えたのか動きが鈍い。

 胴体と頭を繋げながら次の手を考える。


 と――


「ああ!! もう、めんどくさいねぇ!! 小難しいのを考えるのはやめだやめ!!」


 と言って両手にプラズマの光を灯らせて空高く飛ぶ。


「全部ふっとべ!!」


 といって()()()()()()


「まずい!!」


 慌てて飛びあがり一発は右の剣で切り払い、もう一発は左のプラズマ砲をぶつけて軌道を変える。


「器用なことをするね、プラズマ自体に実体はないから別ベクトルのプラズマを加えることで軌道を変えるなんてね」


 首の接続を確かめながら言葉を返す。


「一応銃砲撃の専門だしね」


 が、これで気づかれただろう。

 こっちはアメリカ軍基地を守る必要がある。


 対して向こうは――


「まぁ、出来るだけ破壊するなって程度だし」


 ニィ。

 と笑いながら、さっきよりも大きなプラズマの光が灯り。


「吹き飛べ!!」


 プラズマを基地や市街地に向けて乱射する。


「――あのさ」


 一拍でも時間があれば銃を呼び出すことは難しくない。

 ライフルを呼び出して、狙って撃つのを連続させる。


 発射するのは着弾後炸裂するタイプの弾だ。

 その弾はやすやすとプラズマに追い付いて、真後ろで炸裂し衝撃波と爆炎でプラズマをかき消す。

 プラズマの超高温から見れば爆炎の温度はものすごく低い。

 冷やすには十分すぎるほどの温度だ。


「あんな弾速が遅いのボクが落とし損ねるはずないよ」


 実はああいう単発のプラズマ砲ならまだ対処できるけど、連続的に放射されるとさすがにお手上げだ。

 なので余裕の笑みを見せて気づかれないようにする。


「てことはやっぱりあんたを叩き潰す必要があるようだね」


 獣のように獰猛な笑みを浮かべてウォーモンガーがつぶやく。

 完全に至近距離仕様なのか左手の砲口からはプラズマジェットの刃がでて、右手の剣を担ぐような構えを取る。


 それにこたえるようにボクも左手にライフル、右手の剣を逆手に持ち。

 構える。


 ライフルは牽制にしかならないけど、ふとしたはずみに基地や市街地への砲撃を迎撃するためだ。


「さぁて、いい加減終わりにしようじゃないか!!」


 叫んで全力のダイブを仕掛けてきた。

明日も頑張ります。

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