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一般開放初日AM7:00。
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【魔王城@603号室】
本日8:00より迷宮の一般開放となります。
皆様の御力添えにより無事この日を迎える事になりました。
本当に有難う御座います。
問題は駐輪、駐車場が無い事ですかね・・・・・
申し訳有りませんが、迷宮内に乗り物は持ち込み禁止ですので徒歩
又はバスにて起こし下さい。
市役所の方には市営の駐輪、駐車場の検討をお願いして有りますが
この辺の地価が結構上がってるんですよね・・・・・
少々不便ですが、一度足を運んで戴けたら有り難いです。
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SNSに書き込み暫く反応を見ていた。
「・・・・・『新幹線なう。まもなく東京駅。アクアたん今行くお』・・・その情熱を仕事に向けろよ・・・・・『迷宮で四天王と君も握手!』・・・その発想は無かったな・・・・・いや、ねーだろ・・・・・・・」
コメントに突っ込みを入れていると四天王達がやって来たので何時もの様にTVを見ながら朝食に。
『ご覧下さいこの人だかり!迷宮の一般開放初日、週末と言う事もあって早朝にも拘らず物凄い数の人が訪れております!』
TVの画面に映し出された人、人、人。
入り口を封鎖していた警官達だけでは足りずに応援に駆けつけたであろう警官達が一部の道路を封鎖して誘導を行っているのも見えた。
「・・・おいおいマジかよ・・・・・ここって駅から一番近い入り口だけど、ちょっとやばいんじゃね?」
「・・・・・そうですなぁ・・・迷宮内の警官七名とアクアだけでは対処出来ぬかも知れませんな・・・・・陛下、我等がここを離れる許可を戴けますか?」
「あ、ああそれは構わないけど・・・良いのか?遊んでて良いんだぞ」
「なに、この騒ぎも最初の内だけでしょう。今日明日を乗り切れば落ち着くやも知れません。それに陛下のお力になる事は何よりの誉れ。我等四天王にお任せを」
「お、こうしちゃ居られねぇ。さっさと着替えて転移しようぜ!」
俺以外のメンバーは迷宮内転移でどのフロアにでも一瞬で行かれるのだ。
「あんた等見た目が怖いし、あたいが地下10階を受け持つよ。あそこが一番小さい子が多いだろうしね」
「うむ、俺とギービルが一番問題が起こるだろう地下9階、ティゲルは地下8階担当が妥当だろう」
「ククク・・・ハハハハハ!祭りだ!祭りの始まりだあ!!総員着替えたの・・・ち・・・・・陛下、申し訳有りませんが悪魔っぽい黒の上下とか用意して頂けませんか?」
「ん?ああ、そうだな。ジーンズにトレーナーじゃ四天王として格好付かないわな」
上位三名には黒い革のパンツにロングコート、デミスには同じ型の物を赤で注文し、それぞれ部屋で着替えると転移で各階へと飛んで行った。
そしてAM8:00となり、入り口の封鎖が解かれ周囲に集まっていた人達が警官に誘導され、次々と中へと入っていく様子を俺とリトラはTVで眺めていた。
「やっぱ家族連れが多いな、完全無料ってのが効いてんのかね?」
「それも有りますが・・・妙な格好をした方達が多い様な気もします」
「・・・ああ・・・・・レイヤーっぽいな・・・後は見るからにアクア目当ての奴等かな、あの小太り集団は・・・・・」
「警官と四天王だけで抑えられると良いのですが・・・・・」
「・・・仕方ないか・・・・・アクア、撮影会は認めない、特に地下9階での撮影には注意してくれ、ビデオもだ。盗撮は発見次第カメラを確保しデータの消去。悪質な相手は拘束して警官に引き渡して構わない。四天王達にも伝えてくれ」
「畏まりました・・・・・あ、あの・・・私の撮影許可を求められたのですが・・・この場合は如何しましょう」
「やっぱり来たか・・・邪魔にならなきゃ許可して良いぞ、四天王達も各自で判断させて良い」
アクアから四天王達に指示が飛び、巡回している四天王達を撮影する人達が出始めたが、ティゲルだけは話しかけられる事すらなかったと言う。
まぁ角や牙も生えてないし、普通の人間と言うかチンピラっぽいから仕方ないけど・・・・・
一番人気はアクアでその次はデミスだった。
まぁ流石女性型と言う訳だが、以外にもギービルとニクスは小さな子供に人気が有り、巡回する二人の後に付いて回る子供が多かったそうだ。
長身でガタイも良く、角と牙が格好良いとかで男の子に羨望の眼差しを向けられたらしい。
迷子を肩車して親元に届けたギービルは『悪魔将軍と呼ばれた我が人間に感謝されるなど思っても見なかった』と言っていた。
TV局数社が撮影等の許可を求めてきたので一社三名まで認めたが、一般客に紛れてこそこそとICレコーダーを使ってインタビューをしていた奴等を拘束し、三社を排除した上にSNSで社名を晒してやった。
口約束とは言え守れないなら即実力行使と、厳しいかもしれないが御座なりになると他の客に迷惑が掛かる事になるのは明白だろう。
そして夕方になる頃から徐々に客足も減り帰宅する者が増えて行き、大きな混乱も無く一般開放初日は終っ・・・らなかった。
ここまで読んで頂き有難う御座います。




