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詩集  作者: 矢作 日和見
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森の詩


 朝が来た




 最果ての空からやってくる


 天空の大河が流れゆく


 大河は森に吸い込まれ


 淀んだ夜を吹き飛ばし


 風は大地を吹き渡る




 流れにその身をゆだねつつ


 ざわり若葉が歌いだす


 揺れて こすれて 重なって


 無限の旋律あふれだす




 歌う木の葉に誘われて


 木々はしだいに踊りだす


 左へ右へ拍子を刻んで


 微笑みながら体を揺らす




 森は歌を創り出す


 はじけた木の葉の大合唱


 零れ落ちた木漏れ日と


 喜び踊る木々の群れ


 吹きぬく風に乗せてゆき


 奏でる命の交響曲(シンフォニア)




 樹海の潮騒(しおさい)は鳴り響く


 どこまでも続く永遠(とわ)の先へと


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