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radiata
飛び舞い散る紅のように
枯れ果てた風とともにあなたは消え失せてしまう
空から降ってくる飴玉にも口をつけず
暗い色の海へ帰っていく
去り際にあなたは動けない僕に微笑んで
またね、と口から零れた言の葉
一人びとりがうつむいて進む雑踏に
まぎれて薄らぐ僕の靴音
アスファルトは静かに融けて流れるだけで
答えはどこにも埋まっていない
声が出ればよかったんだ
せめて最後にひとかけら
喉が千切れてでも叫べばよかった
かすれた舌足らずでも叫べばよかった
勇気のない紫色の唇は
腐り落ちて砂に飲まれて
後悔とともに流木の虫にかじられて
またいつか海に還るのだろう
記憶の片隅に残る切り抜いたような赤色の花は
放射状の残像を残して枯れ果てた
願わくばあなたが残した言の葉を
次の世までとどめておこう
再び出会えるその日まで
また花開くその日まで
咲いた感情は忘れない




