表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/187

姫、熱い抱擁をもらう

ギルドの仕事をしながら情報収集をしていく。

この仕事、耳をすますだけで情報が入って来るので嫌でも集まるのだ。


御従兄様の人気は聞いていたが、あの王子も相当人気があるみたいだ。

残念なところしか見ていないが、喫茶室で見たときは店中の視線を集めていた。

通り名まであるようで「緑の死神」とか呼ばれている。

主に集団戦や乱戦が得意としていて敵の合間を縫うように駆け抜け、淡く光る剣でバッタバッタと切り抜けて行くそうだ。

全力で殲滅していく私とは正反対だ。

一度戦ってみたくなるしゃないか。


御従兄様は。その体格を生かしロングソードの二刀流を駆使して相手を殲滅するタイプだが、鍛えられた足腰でヒット&ウェイを繰返していくので相手にすると非常に厄介なのだ。

基本、ガンバルティアの王家は二刀流を好んでいる。

お祖父様も片刃の剣を使用して戦場を笑いながら走り回っていたと聞いている。

若い頃の活躍は劇等にもなっているらしいのでいつかは見てみたい。


御従兄様と戦う?

いや、あの人持久戦どころか泥沼になって殴り合いの果てに動けなくなるまでやるから勘弁してください。

人の事は言えないがバトルジャンキーなのだ・・・


それを知らずに冒険者の女性達は黄色い話題にはなを咲かせている。

そこに、割りと顔の良いサブマスが御従兄様と遠縁の親戚で親しく話していたと言う話題が投下されているのだ。

それはもう人には見せられない顔になってしまっている。

一部ではカップリング論争を撒き散らしている。

どこの世界でも話題は共通なんだね・・・


「エリー!なんて愛らしい姿なんだエリィィィィィィィィィィィ!!」


不意打ちであった・・・

サブマスとの話が終わったのか御従兄様が出てきた瞬間を狙われたようだ。

全力で振りほどこうとしているのだが、びくともしない。

身体強化全開にしているんですけど!?どうなってるのさこの筋肉!!


「御従兄様!?ギブ!ギブですわ!!

その力は私の上半身と下半身がさよならしますわ!!」

「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」


駄目だ聞こえていない・・・

だが、私は屋敷にいた頃の私ではない!


「ごめんなさい御従兄様、しねぇぇぇ!!」


首筋には首が太くて届かないし、絞められない。

胸は体に密着しているので狙えない。

腕は動く。

ならば、鼻と口の間にある心中を狙うだけだ!

(簡単に狙える上に本当に危険な急所なので使用しないでくださいまし)

全力をもって肘で急所を打つ。


「ぬおぉぉお!!ふぐぅお!?ふぬぐぁぁぁぁぉぉぁぉ!!」


流石に痛みでのたうち回っているようだ。

仕方がないのだ。

やらねば私が死んでしまう可能性があったのだ。

御従兄様、エリーは貴方の事を忘れません・・・


「ふう、痛い痛い。

強くなったなエリー、従兄として嬉しいぞ!」


この人、何で即効で復帰してるの?

うちの家系は化け物なのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ