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姫、祖国へ

急ぎウエインの町まで戻りギルドへ状況を報告して、ガンバルティアへと向かい始めた。

途中、町を珍しがったレッカが問題を起こしたが、首根っこを掴み町を出た。

ギルドの中でどこかで見たライオンの獣人が居たような気がしたが気のせいにしておいた。


「ここからガンバルティアまではどのくらいかかるんですの?」

「おおよそ一週間くらいはかかりますね。

今回は急ぎますので、休憩や睡眠時間を削りますので早ければ四日くらいで着けるかと思いますよ。」


ギルドで手紙と書類を受け取り、馬車に持ち込んでいたサブマスに聞いてみた。


「以前に私が走ったときは二日くらいで着いたと思ったのですが?」

「それは、貴女は墓所から出てきたのと、制御できていなかった身体機能全力で道を無視して走ってきたのですから当然ですよ。

それに、墓所は王都から馬車で1日走った場所にありますので。」

「そうだったのですね・・・

そちらの手紙は何でしたの?その印は王家絡みのものでしょう?」

「ええ、ガンバルティアとセレンの現状報告と言ったものですね。

ガンバルティアが放った間諜によると、黒化のほとんどはセレンから来ていて、その首都は黒化で汚染されきって手がつけられないようですね。」

「では、前回の黒化の襲撃は・・・」

「セレンから来たものでしょうね。

向こうの首都が汚染しているのに感染が拡がっていないのは気になりますね。」

「考えられるとしたら、邪神教団が絡んでいるだろうね。

ウインダムで奴等が黒化した人達を操っていたのはこの目で確認してきたし、何よりゴライアスとベルナルドが居る。」

「国ひとつ分の黒化ですか・・・想像したくありませんね・・・」


そう、ウインダムでは現れなかった二人の存在が気になる。

特にベルンディッテはあそこで雌雄を決するものだと思っていた。

今回は前回よりも、大規模な戦闘になることは明らかにだ。

ガンバルティアだって指を咥えて見ているだけではない。

いや、あのお祖父様の事だ絶対にヤル気で準備をしているだろう。

話によれば、ピカレスクさんはギルドの要請で先に王都へ向かっているらしい。

私達も急がねば。

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