小話
十八話の次の小話です
この世に神などいない。
この世に神がいたら世の中、不幸など無いだろう。
地震とか、津波とか、台風とか、戦争とか全部、神とやらがなんとかしてくれたのでは無いのだろうか・・・・・・。
実際、世界中では、絶え間なく不幸になっている人が必ず存在する。
失恋した、いじめられた、家が火事になった、親が死んだ、少し思い浮かんだだけでも、たくさん出てくることだろう。
なら、何故神とやらは不幸な人々を救ってくれないのだろうか。
・・・・・・違う。
それは違うのだ。
確かに、不幸な人を救ってくれないのは疑問に思う。
みんな幸せになってほしいと思う。
結婚して、子供が出来て、幸せな家庭を築いていく。
そんな幸せを手にするものもいるだろう。
だけど、現実はそう甘くない。
幸もあれば不幸もある、山あり谷ありだ。
それが現実、それが世界だ。
それに全てを神のおかげ、神のせいにするのは神様とやらも困っているだろう。
神が手をつけなくても、幸せになれる人はきっといる。
逆に、神が手をつけていないのに、自分の手で自分を傷つけ、自分自身を・・・・・・他人を巻き込み不幸の世界に陥ってしまう人もいる。
そんな人には、神が救いの手を差し伸べる・・・・・・ではなく、そんな人として価値の無い人間には、神が裁きを降すのだろう。
ありがとうございます(´・ω・`)
次回、最終話になります
よろしくお願いします( ..)φ




