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扉が 開く

 吉岡、小野、公園の化学式の男。


 電話の大樹の台詞から聞き取れたのはその辺り。


 いまドラッグストアにいる男が、公園の化学式の男、というわけか。


「ありがとうございました」


 携帯電話を返されたが、じゃあこのまま買い物の続きを、という雰囲気ではないようだ。


「これから、どうしたいんだ?」


 訳ありの動きに興味はあったので、今後のことを大樹に委ねてみる。


「車のナンバーだけ確認したいです」


 ドラッグストアの買い物など、そんなに長引くわけじゃない。


 あの男が出てくるのも、時間の問題というわけか。


 了解と答えて、田島は店の方をみやった。


 おっと。


 噂をすれば、なんとやら。

 袋を提げた小太りの男が出てくるではないか。


 しかも。


 もろ、彼らのいる方へ。


 うお。


 こんな張り込みもどきみたいなことはしたことがないから、どう反応したらいいのか分からない。


 とりあえず、携帯をいじってるふりをした。


 って、隣の車かよ。


 白い乗用車に近づく男。


 瞬間。


 ざわり、とした。


 田島の首筋に走る、いやないやな感覚。


「あれ」


 男が、車の中を覗き込んで、変な声をあげた。


 何故、乗らない。


 そして、店で男は何を探していた。


 消毒薬。


 怪我の手当てに使うもの――誰の!?


 男が、覗き込んだ車から顔を上げる瞬間。


 田島は横っ飛びにとんでいた。


 自分のいた場所で、空気がうなる。


 重い、ぶぅんっと言う音。


 目の端に、ぶっとい腕が繰り出されているのが映った。


 もう一人いた!

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