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176 前世の知識を活かして、いろいろ作っちゃいました。

こんばんは、こんにちは。

いつもありがとうございます。

今日もよろしくお願いします!


※魔物参考資料 『魔物図鑑』 作者:龍崎 明様

        『ファンタジー初心者用語解説』作者:滝川 海老郎様 他を参考にさせていただいております。ありがとうございます。


 この図面通りに大通りを造りたいです。

 下水と浄水の本館を通してもらいたいです。今は止めておいてください。

 区画割りはこの図になりますが、区画のこの印の場所には上下水道を引き込みますので、その工事ができるようにお願いします。あとで、それぞれが建物によって工事しますので、敷地内までの引込は必要です。マンホールをつけてもらえるとありがたいです。下水、水道と書いてもらってもいいです。何かマークでも構いませんのでお願いします。他の野営場とかは場所を整備してからお願いすることになると思います。あと、公衆トイレとか水道もあるので、そのあたりは場所が決まっていません。後ほどお願いします。わからないところはお任せします。

 そうだ、もし、人がいたら工事を中断してください。


(クリエイト)


 ババババーっと光が走ります。

 ええと、俺も急いで移動しますよ。

 人はいなかったけど、一応確認しないとね。でも、光はいないよ? どこいったのかな。

 ええと……

 あはは、終わってたよ。

 マンホールはどうだろうね。

 すごい、ちゃんと出来てるよ。国のマークが入ってるのかな。あとは、下水と水って書いてる。あはは、面白いね~

 これなら間違いないでしょうよ。ちょっと見てみようかな。


 地上に降りて国のエリアに向かいます。

 大通りは石張りなの? 違うよね。これなんの素材なんだろう。これは日本仕様だね。面白いよ、クリエイト先生。

 マンホールを開けるのはっと。あ、これかな。

 じゃあ、これを使って。

 ふん! って、全く動かないよ。

 剛力スキル使うかなぁ。

「ナギ!」

 え? と振り返ればノルたちがいたよ。

 ノル~と手を振れば、駆けてきたね。

「何やってんだ?」

「これ、水と下水が止まってるんだけどね、確認しようかと思ったんだ。でも重すぎる」

 貸してみろ、と金物を手に取るノルは、それをじっとみてちゃんと突っ込んだよね。そして器用に回して持ち上げたよ。

 うん、これは水だね。

 ちゃんと止水栓で止まってる。

 ゆっくり閉めてから、反対側も持ち上げたよ。当然、深い穴だよね。

「これを建てる奴が自分で職人に頼むのか? それをちゃんとできるのか」

「だって、辺境だけじゃなくて王都だって同じだよ。ただ、便利なものが付いてるだけ。大通りもあるでしょ、同じようなのが。多分、大通りのは穴はに降りられると思うよ。トラブルがあれば大変だし」

 そう言えば、大通りの真ん中のマンホールを開けたね。

 そして灯りをつけてみてる。

「これ、すごいな。両端を歩けるぞ。中央には汚水が流れる大きな川だ。これなら大丈夫だろうな。すごいもの作るな、ナギ」

 えへへへ、と頭をかいた。


 で、ノルたちは何してるの?

 どうやら、悪人のアジトに向かう途中らしい。

 ごめんね、助かったよ、と送り出したよ。


 じゃあ、俺は区画割りをしましょうか。

 ええと、この区画図と同じように区画割りをしたい。境界線は半々で、仕切りは何でもいいです。簡素な木の塀でも問題ありません。それは、それぞれが話し合って塀を作るかどうかですから。

 この区画以外には、行商人のエリアもありますが、それは縄で仕切ろうと思ってます。


(クリエイト)


 パタパタと音がしそうな感じで木の塀ができていきます。高さは一メートルくらいでしょうか。

 早い早い~


 あはは、笑ってる場合じゃないよね。

 じゃあ、俺は、ここの簡素な国営の集合住宅を造ろうかな。大きく開いているのはこの場所だね。

 

 この図面を参考に国営石造りの集合住宅を造りたい。簡素でいいです。この図面通りでお願いします。


(クリエイト)


 ぶわりと光が湧き上がります。

 じゃあ、次は野営場を見るかな。

 ええと、野営場はこのあたりだよね。


(シュミレーション)

 

 あ、できた。

 地図の上に赤い線がでましたよ。ここが野営場か。じゃあ、この周りを木の塀で囲んでもらいましょう。入口とかはあとで決めればいいからね。


(境界木塀作成)


 あはは、シュシュシュっといっきに行っちゃったよ。

 はい、できました。

 ええと建物はもう少しかかりそうだね。

 その間に、トイレの場所を確認しましょう。


 このあたりだね。

 この図面の位置に公衆トイレを造りたい。魔道具でお願いします。下水に直接繋いで貰っていいです。ゴミが残らないほうがいいので、魔道具で処理して下水に流してほしいです。

 手洗いは、隣にほしいです。少し離れて、皆が自由に使える水道と流し場が欲しいです。これは調理にも使うので、トイレには仕切りをお願いします。

 流し場は飲める水でお願いします。トイレを流す水はレベルが高くなくてもいいですが、手洗いは飲める水がいいです。


(トイレ・水場作成)


 おっと、発動しましたね。これは結界を張っておきましょう。トイレも含めて、解除するまで使えないようにしたいです。


(結界)


 おっけ。ここは終わりですね。

 ええと、地面はどうしようかな。

 テントは自由に張るだろうし、土地の地ならしだけお願いしようかな。


 野営場の地面を野営に適した土にしてください。かまどなどをつくる人もいるかもしれないので、芝生はダメです。


(土魔法)


 はい、発動しましたよ。

 木の塀もできてるので、とりあえずは入れませんよ。


 じゃあ、建物を見ましょうか。

 うん、いい感じですね。

 じゃあ、鍵はフルレットに頼もうかな。

 あ、やっと来たよ。

 じゃあ、俺は国営のコインシャワーを造りましょう。


 前世にあった、銅貨一枚コインで十分ほどお湯が出るシャワーが欲し時間は十分じゃなくてもいいです。お任せします。

 シャワー、脱衣所含めた個室で十室お願いします。これは国の事業なので、外観は見た感じ石の箱でいいです。ドアは必要ですが、外にドアがあって、廊下があり、個室ごとドアがあるなら、それほど頑丈じゃなくてもいいです。普通でお願いします。あと、床は水が流れて魔道具に入って下水につながるように。個室には『すのこ』と防水カーテンがあり、余った部分は脱衣所にしたいです。

 できるだけすっきりとお願いします。


(クリエイト)


 おっと、光ったよ。

 じゃあ、安宿含めて結界をはろう。

 とりあえず、フルレットに後で確認してもらおうかな。鍵はごっちゃにならないように、番号をつけようか。

 一階の一号室の意味で、1-1から始めようか。


 とりあえず、コインシャワーを含めて結界を張っておきましょう。

 結界を解除するまで入れないし。それでいいかな。

 一応、月貸しにはなるけど、入居退室の時の清掃は必要だよね。破壊してたら弁償してもらう必要があるけど、身分証は確認したほうがいいよね。ギルドカードとか探索者証とかで確認して、後で追跡できるようにしないと。

 そうだ、今夜にでも、フォランドール領のブーゲリアに連絡してみようか。世界共通の探索者カードとかのことも聞きたいし、協会から人がくるのかも知りたい。 

 まあ、協会の人も鑑定してから受け入れるけどね。ついでに、世界ギルドに連絡をとってもらおうか。ここのギルマスはダメだからね。


 

 さて。

 次は大通りから迷宮のまでの通りを造ろうかな。

 あ、行商人のエリアもできてるじゃん。鉄筋みたいなのがあって、ロープで囲んであるよ。これなら簡単に棒も抜けないだろうね。


 まだ、区画ごとの上下水の工事はそろそろ終わりそう。一応、大通り沿いに結界を張った方がいいね。でないと、穴に落ちたら大変だよ。まあ、普通なら蓋を持ち上げられる人はいないと思うけどね。


 集合住宅が見たいというんだけどね、フルレットが。じゃあ、全ての部屋を確認して、鍵を回収し、番号をつけて分けてくれる? と聞いてみた。

 うっ、と聞こえて止まったよ?

 じゃあ、後日でと言うことらしい。あはは、笑っちゃうよ。



 じゃあ、あっちだよ。

 大通りを引き返して、迷宮への通りを造りましょうかね。

 これが区画図だけど、まあ、この通りでいいでしょう。

 

 ここからスムーズに迷宮までの道を造りたい。両側には商店もしくは行商人たちのエリアをが必要。この簡易図面のとおりにお願いします。ここにも細めでいいので、上下水をお願いします。マンホールというより、両端に広めの水路で下水を集めてもいいです。水はあればいいですが、とりあえず、数か所で止めておいてください。後ほど、どうするか決めます。

 緩やかな階段状ですが、ここに書いてあるサイズで階段をお願いします。


(クリエイト)

                                

 バババッと幅広い光が走ったよ。

 おお、すぐに見えてきたね、これなら速そうだ。ここも、大通りと同じ道路だよ。これ、いいな。もう少し先では、広場の入口に必要な道幅になってくるんだね。お店もそこそこで終わりということか。

 店舗エリアも、わりと奥行きがあるから、店ごとで使い方を工夫すればいいよね。


「お、お待たせしました! これは素晴らしいですね。なるほど、このように店舗エリアがあるのですか。素晴らしいです。後ろ側に水路がありますが?」

 そうだよ~


 食べ物屋さんもあるかもだし、他の店でも手を洗ったりはするでしょ? 床とか綺麗に保つためには、床を洗ったりできるほうがいい。水道は数か所に栓ができてるはずだから、そこから分けることになるよ。専門業者に頼んでもらわないとダメだけどね。まあ、それは出店をするなら当然。水を使わないならそれは必要ないし。それぞれに任せるつもり。


 そう答えておきます。

 だって、場所が良いけど、大通りの商店ほどのお金はかからないでしょ? 建物とかはテントでもいいんだし。管理事務所で貸し出してもと思ったけど、それは面倒すぎるからね。

 テントを建ててテーブルを置けば店にはなるから。


 なるほど、と大きく頷いてるねフルレット。


 さて、ここは全体を結界で覆っておきましょうかね。

「じゃあ、フルレット。少し付き合って。掲示板を造りたいから」

 掲示板? と首をかしげてるけど。


 少し移動しようかな。

 どこに置くかな、掲示板。

 とりあえず、国の集合住宅前に一か所だね。

 ここに建てようか。


 日本の大学にあった掲示板のようなものが欲しい。民に様々お知らせする時に張り紙をする場所です。高さは一メートル二十センチくらいから上でいいと思います。大人が立って書類を読めるように。ガラスではなく、強化アクリルのような引違い戸があればありがたい。二本の脚で自立するようにしたいので、倒れないようにお願いします。細かいところはお任せします。


(クリエイト)


 ふっと柔らかい光が湧き上がれば、その流れで足元から見えて来たよ。

 うん、これこれ。こんな感じだったよね~


「すごい……これもナギ様の能力ですか。本当に素晴らしいです」

 あはは、今更でしょうよ。


 じゃあ、移動だよう~

 

 街道沿いにも欲しいよね、チラシを貼る部分が。

 冒険者ギルドはちょっと、あとにするかな。依頼用紙を貼るパネルに張らせてもらうか、別枠で作るか。

 だけど、商業ギルドにはお願いしましょう。


「いらっしゃいませ、ナギ様」

「こんにちは~会頭さんはおられますか?」

 少しお待ち下さい、と駆けていったよ、お姉さん。


「ナギ様。お忙しそうですね。なにやら、入国門も新しくなったようですが。ナギ様のお仕事ですか?」

 あはは、そうですね。

「その関連なんですが、迷宮を開く旨の告知を始めます。王宮から連絡はありましたか?」

「はい。本日一番にありました。文官殿が書類を持って来てくださったので、あちらに張らせていただいております。我がギルドも出店の抽選には参加したいと思います」

 なるほどね、やっぱりそうなるかな


 見せてくださいね、と文章を確認してみましょう。

 ……うん、ちゃんとできてるね。宰相が作ったのかな。じゃないと、文官はあてにならないから。


 フルレットにも挨拶してるけど、応接間に通されたみたいだよ。

 じゃあ、俺も行こうっと。

「間違いなさそうですね。それで、ですが。俺からもお願いがあるんですが。ギルドの入口にでも、告知用というか掲示するための場所を作らせてもらいたいんですが、どうですか?」

 告知ですか?

「そう。迷宮事務局というか、協会の職員募集がまず最初です。それ以後も、例えば、新しい商店や宿ができたとか、国営の安宿としてつかう集合住宅の空室情報、迷宮内の探索者からの情報、各商店に依頼されれば、売出しの告知など。かなりのことをお知らせしたいんです。そのための告知ようです」

 なるほど、と腕を組んで考えてるよね、会頭さん。

 その間に、俺はケーキを食べるよ!

 これ、新作かなぁ。

 ……うん、おいしいね。まあ、一般的な味ですが。そうだ、屋敷は買い物はないのかな。違うね、アダムさんが持ってきてくれるからいいのか。


読んでいただきありがとうございます。


なんだか、一日で七割くらい終わっちゃいましたか?

でも、人集め、ごみ処理などが残ってますね。なんだか、国王の思った通りでしょう。というか、宰相ですかね。いきいきしてるように思います、ナギは。


コメント・評価をいただけると、九龍はとっても頑張れます。

明日もどうぞよろしくお願いします。

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