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154 アイロン指導と工房の機械類を作ります!

こんばんは、こんにちは。

いつもありがとうございます。

今日もよろしくお願いします!


※魔物参考資料 『魔物図鑑』 作者:龍崎 明様

        『ファンタジー初心者用語解説』作者:滝川 海老郎様 他を参考にさせていただいております。ありがとうございます。


 その間に、洗濯のところへ向かう。

 おお、そろそろかな。かなりの水があったのかな。

「ナギ様。そろそろ湧きそうです。この魔道具ですが、乾いて出てきました!」

「そうだよ。乾燥もできる。自動でここを押せばそうなるんだ。でも、洗濯、濯ぎ、脱水を別々に決めるか、脱水なしでこっちを押せば絞った状態で出てくるよ。乾燥しないほうが早いから、外に干して乾かしてる間に、アイロンとか、畳んだりできる。そっちのほうがいいでしょ」

 そう言い、干し場に案内した。

 これが、大人用と子供用のハンガー。

 はんがあ? あ、そう言わないか。これ、すごいな。肩がすべらないようになってるよ。これはいいね。

「そう。この形を見れば理解できるでしょ。シャツとかをこうやってね」

 そう言い、俺のシャツを取り出してかけてみる。その隣には、さっき出来上がった子供のシャツをかけてみた。


 すごいです、と三人は驚いてますね。

 こっちはね、とピンチの説明をした。これはいい、と大評判でした。数が足りないというから、ピンチを十個コピーした。ハンガーもそれぞれ十個ずつ足しました。

 ミスリルで出来てるから、錆びないし、雑巾で拭いても大丈夫だよ、と説明した。

 その後は物干し竿。

 ここにハンガーをかけるんだ、と伝える。シーツなども、畳んでパンパンしてから竿にかける。ここを挟んで止めれば大丈夫。

 こっちは竿が太い。これはバスマットとか大判のタオルやケットなどを干せばいいよ。シーツとかが多ければ、ハンガーはこっちの紐ね。と確認すれば、ハンガーがずれないように、決まった間隔でコブがあった。すごい、クリエイト先生、至れり尽くせりです~


 作業しながら使いやすいようにね。

 

 アイロンのところに移動する。

 そこにはテーブルがあって、空気が抜けない。

 これじゃダメだね。

 

 前世のプロが使うアイロン台がほしい。蒸気が抜ける様になっているもの。大判がいいです。天板はアイロン台に仕上げてほしい。


(クリエイト)


 ふわりと光ったその後には、でっかいアイロン台があった。これ、二人で使えるよね。アイロンが二台あれば。

 元のテーブルは部屋の端にあった。

「これ、アイロン台だけど、上から蒸気のアイロンをかけるから、下には蒸気が抜けるんだよ。だから絶対に下には入らないで。空洞にしておいてよ。あっちに移動されたテーブルは、洋服をたたむときに使えばいいよ」

 なるほど、と頷いていたね。

 じゃあ、そろそろいいかな。

 上の隙間を見れば、蒸気が出てるね。


 じゃあ、と説明を始めましょ。

 このボタンを押せば蒸気が出るでしょ。これで確認してね。 

 で、シャツを一枚おいて。


 シャツの脇をきちんと折って、上からかける。

 シューッと音がして、アイロンから蒸気が出てる。それをすべらせれば、ピシッと折り目がついて仕上がってゆく。

 最初にちゃんと畳んでないと、背中に折り目がついたりするよ、と注意しておく。次は反対側。

 このシャツには襟がないけど、襟があるものは、一番最初に襟の裏からアイロンをかける。それで、脇を揃えたら、肩もちゃんと揃うからね。


 あとは、研究して。

 やけどだけは気をつけてね。職人さんが怪我をすると、すべてがまわらない。もし怪我をしたら、絶対に報告する。そうでないと、やけどは酷いものなら、じわじわと中を犯してゆくからね。


 神妙な顔でこちらを見る。そうだよ、気をつけてね。

 じゃ、弟君と魔法使いはこっちでアイロンが出来上がったものをハンガーに掛ける。それをここに吊るして粗熱を取って、ここでたたむ。できれば、同じサイズになるように畳んだほうがいい。それならしまう時に綺麗だから。


 じゃあ、あっちに行ってくるよ。

 そう言えば、弟くんが洗濯機を途中で止めた。どうしたんだろう、と見ていれば、洗濯物を取り出して、一枚ずつ軽く畳み、パンパンと叩いてる。魔法使いはそれを持っていって干してるよね。

 

 じゃあ、と手を振って外に出た。

 ちょうど、アダムさんが孤児院から出てきたんだ。

「ナギ様。お忙しそうですね。なにやら、珍しい音が聞こえておりますが」

「あはは、そうですね。よかった、聞きたいことがあったんです」

 鉄は入るかと聞いてみれば、アダムさんの店に入るのは、平板の厚みが五種類。鉄の四角い柱が二種類。あとは、聞いてみればアングルだよ。鉄の厚みは三種類あるらしいよ。柱は空洞のものを使うことが多いけど、中が詰まったものもあるらしい。他には何がある? と聞いてみたら、今からサンプルを取りに行かせてくれるって。ありがたいよ、と伝えて待つことにした。あ、でも、そろそろお昼かな。

 それなら、昼食の後、持ってきてほしいと伝えた。

 じゃあ、水晶で物を見せて、欲しいものがあれば、持ってきてくれるって。うん、ありがたいよ!

 そうだ、ついでに鉄の釘を頼もうかな。

 それは大工に聞いたほうがいいかな。いや、実際に使うサイズがいいだろう。それなら俺が作ればいいよ。

 

 そういえば、ゴミ袋も作らないとね。


 じゃあ、とアダムさんに手を振り見送った。

 そして工房に行ってみる。

「お疲れ様。どうかな? 鉄はお昼から持ってきてくれるって。水晶で打ち合わせしてからになるよ」

「うん、それでいい。さっき、大きさを測ったから、言われた形で、木材と鉄の大きさを検討した。これで、どうだ?」

 絵を見せてもらったけど、うん、いい感じだね。

 大きさは、かなり大きいな。

 じゃあ、これで作ってもらおう。鉄で土台を作るらしい。

 鉄も木も、防腐、防錆、防炎とかの付与をするからね、と伝えておきました。錆止めとかないんだろうしね。でも、色は塗れてたよね、手すり。それならなにかあるんだろうか。聞いてみようかな。


「ナギ、今、いいか」

 うん、と必要な工房の大きさを描いてもらうことにした。窓とか換気とか部屋割りとか。希望するものはすべて書いてもらうことにした。鉄は仕入れることにしたから、と話す。特注品は俺が材料を作ると伝えておいた。

 出来上がり次第、建物を建てるよ、とみんなが待つ部屋に向かった。



 どうなったのかな?

 それはノルとハルトが話してくれる。

 

 明日、結界を張ることにする。

 まずは、東の辺境に。

 オークとオーガのエリア近くに結果を張る。それは、オニキスとノルが対応する。

 その後を追いかけるように冒険者に森に入ってもらう。その援護には、フラットがつく。民家のエリアまで魔物が行かないために。できれば結界を張りたいが、要検討だ。

 ナギの明日の予定がわからないので、一日先に冒険者たちに動いてもらう。その方がいいだろう。


 ふむ。話しはそういう事になったか。

「じゃあ、俺からの意見を言うね」

 そう言って話しを始めよう。


 まず、結界だけど、住民エリアと森の間に張る。

 その後、麓の木を三メートルくらい横に狩ってゆく。そして切り株を引き抜いて整地する。そこに冒険者に入ってもらう。それは、俺がやる。

 森の木々が密集しているので、最初は雑魚が出てくる。オニキスは結界を張って移動するので、ノルが凍結で対応する。木を切った部分から上は、雑魚を始末したあと、冒険者たちとフラット、そして鞄に入ったサンが対応する。オーク、オーガ、熊系、イノシシ系などを狩ってゆく。

 ソラは俺と一緒に移動する。


 とりあえず木が欲しいんだ。乾燥はノルに頼みたい。アルムおじいちゃんご推薦だから。

 鉄と木工の工房を作り始めたら、俺も一緒に行くよ。できれば、今日の間に木を乾燥してほしい。だから、オニキスはお昼ご飯を食べたら、探索しながら住民エリアのできるだけ後ろに結界を張って。

 それなら、俺が木を切って切り株を掘り起こす。

 最初に作った土壁の部屋があるでしょ。そこに木を並べようか。そこなら乾燥できる? 屋根があった方がいいのかな。必要ならすぐに作るよ。


 なるほど、と全員が頷いた。

 じゃあ、冒険者のみんな、剣を見せて。

 なんで、と言いながら全員剣を取り出す。

 確認するのはノルだね。

 フルフルと首をふるんだけど、どうして気にしないの?


 アイテムボックスから、鉄の剣を取り出す。長剣ばかりだよ。だって、全員鉄の剣だったもの。

 さっそく立っている冒険者にノルが渡してゆく。それぞれが剣を抜いて振ってるね。

 使いやすいと大喜びだよ。


 じゃあ、明日の朝からにしようか。

「今日の午後から手伝うことはないですか。できれば半日だけでも参加したいです」

 おお? ありがたいこと言ってくれるね。

 じゃあ、少し待って。その間に食事をしてほしいと伝えておきました。


 ノルやオニキスも、フラットたちを連れて屋敷で食事をと話しておきます。俺は工房の方へ行くから。

 大丈夫かと聞かれたので、間食をたくさんもらってるから大丈夫、と笑顔で手を振った。


 そこに通りがかったのは魔法使い。

 昼食代わりに屋台で買い物するそうだ。気をつけてね、と送り出して、皆のところに歩き出す。


「ナギ様。ここに線を引いてみた。これは壁の位置だ。あと、木工機械が欲しい。木が縦に引き割れるものは無理か? 鉄もさっきの手元工具でなくて、大きめのものはできないか」

「大丈夫だと思うよ。でも機械がかなり大型になるけどいいかな」


 そうだ、少し小型にしようか。木材の太さも直径四十センチくらいなら切れるようにしようか。今は俺が魔法で切るようにしてもいい。倉庫もあの土壁のところに作るから。改装してもいい。このあたりはすべてを使おうと思ってる。孤児院エリアとは分けようと思う。まだ少し時間はかかるけど、依頼もかなりあるからね。


 そう伝えれば、大喜びだった。ただ、長さは三メートルくらいまでなら扉が閉まるようにする。今のところ、それほど長いのはいらないでしょ。

 そうだ、建物の部分にはでっかい庇を作ろうか。

 木工と鉄工房共有にできたらいいよね。とりあえず、石で作るから。


 そう言い、機械を先に作ることにする。

 まずはイメージだ。


 前世にあった木を加工する機械が数種類欲しい。

 ひとつは、木を縦割にする機械。太さは直径四十センチほどの木を切ってゆく。板に仕上げたり柱にしたり。形はお任せで。ただ、建物のエリアが限られています。今、地面に線を引いていますが、そこに置きたい。森に向かって右が木工工房です。

 ふたつめは、丸太のまま、板にしてから、など長さを揃えるために切断する機械。一番薄い板は一センチくらいから使えればありがたい。要は、縦わり、横引きの機械ということです。

 三つ目は、縦割りした後、同じ厚みに揃えるための機械。前世でいう、プレーナーとか超仕上げとかの機械です。ゴミ箱を作るくらいなら、プレーナーでいいと思いますが、家具や小物を作るのには超仕上げがほしいです。

 ざっくりしたものですみません。よろしくお願いします。


(クリエイト)


 ブワワ~っと光が湧き上がる。三か所だね。建物予定地の三か所だけど、出来上がるまで待ってましょう。

 鉄の機械は後にして、とりあえず、建物を作りましょう。

 

 石造りで、鉄、木工のアトリエを作りたい。

 地面に線がありますが、それが外壁、部屋割りの最低の大きさです。右が木工工房。左が鉄工房になります。棚などは後で聞いてからになると思います。屋根は片流れか大屋根、高めの陸屋根で選んでください。

 建物の前に、庇を作りたいですが、街道沿いの部分は荷馬車が一台ゆっくりと通る通路を残して庇が必要。その下でも作業します。

 その雨除けについては、使ってみて考えます。

 面倒ですが、よろしくお願いします。


(クリエイト)


 おっと、既に石の壁ができ始めたよ。機械の光からはかなり離れてるね。鉄工房は少し壁が厚めな気がする。


 じゃ、次は鉄の機械でしょ。

 紙をみれば、長い柱や鉄板を切る場所にカットする機械が必要だね。あとは、加工をする機械。レーザーはさすがにないけど、魔道具でならできるのかな。いや、丸いボウルとか鍋などは手作業で叩き出してるんだろうと思う。箱の大きな金具とかは、薄い金物で固定して作るんだろ思う。それなら、大きめの押切型の切断機。そしてその替刃、他には小さなものなら手でカットすると聞いてるので、鉄切りノコが普通のものと細かいものを切るものだよね。俺の持ってた糸鋸だと、木とか一ミリ厚くらいの鉄、真鍮などは切り抜くことができた。それがあればいいけどね。

 炉を使うなら、熱源が魔力になるだろう。あまり細かい細工はないと思っていいよね。じゃあ、その辺りでつくってもらおう。


 先ほど、イメージした機械が欲しい。

 具合のわるいところは、お任せでお願いします。


(クリエイト)


 うん、そこそこ大きな光になったけど、最初の方は終わってるのかな?


 木工の機械へと歩み寄り、確認してみます。

 こっちが縦割りの機械だね。

 場所と高さがないんだけど、刃が移動しながら切ってゆくのか。こっちはでっかい丸鋸台みたいな形だよ。これは? おっと、これ糸鋸だよ。それぞれの刃もあるよね。在庫はとりあえず、コピー連発だよ。糸鋸の細い刃もある。当然、箱ごとコピーした。

 これでしばらくは大丈夫だね。

 

読んでいただきありがとうございます。


現代日本目白押し~

鉄などの詳細は不案内ですので、テキトーに想像して書いています。


コメント・評価をいただけると、九龍はとっても頑張れます。

明日もどうぞよろしくお願いします。

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