ろりすぱい
「私は、アメリカ合衆国から送り込まれたスパイ。ある目的のためにこの学校に留学生として潜入している最中だ。」
エアガンを片手に先ほどまでより、野太い声を発する。
綺麗なバラには毒があるとよく言われているけれど、それを表すのにちょうどいいのは彼女である。
「スパイがそんな簡単にスパイってばらしていいんですか。」
僕は、両手で頭をガードししゃがみながら声を挙げる。
それは、マンガやアニメをものすごく見ているため異変が違っているのか検査することを目的としていた。
しかし、そんなことより単純にロリスパイという超絶激レアキャラに出会えたことに興奮している。
「うっうるさい!撃つぞ本当に撃ってもいいのか!」
「できればお願いします。」
「キモッ、ハイパーちゃん何この人変態?日本人ってこんな人ばっかですか?」
シャーロットは顔を赤くし、少し恥ずかしさのようなものを感じている。
彼女にとって僕はアメリカでは絶対に出会う事の出来ない激レアキャラなのであろう。
「まあ、こいつはそういう人だ。特に私にはとっても。」
堅物さんは顔をそらして、近くにあるカーテンを握りぶらぶらとする。
「ヤッパ撃ちますね。」
「ちょっ、なんでさあ。」
「ふっ、実に良い景観だ。賞賛に値する。」
「闇さん、何を賞賛しているんですか。早く何とかしてください。」
「ストーーップ」
荒れた場を治めたのはやはり風紀委員長であった。
僕の前だと威厳が無いように見えるが、一声で場が一変する力があるためリーダーの素質があると改めて認識する程である。
「とにかく、これが風紀委員よ。あと一人今日休みの子がいるけど。」
「分かりました。やっていける自信がありませんが、皆さんよろしくお願いします。」
「ふん、俺にとっては誉め言葉だ。」
「変態嫌いだけど、まあまずは様子を見てやるわ(見たことない人種だし)」
「というわけで、新体制で風紀委員は進んでいくわよ。あの件の事は解決すべき重要事項だけど、まずは普通を立派な風紀委員にしないとね。」
「シャーロット、あいつにいろはのいを叩き込んでやりなさい。」
「嫌無理です」
「えっじゃあ闇。」
「スマン、まだ女性を見る時間がたりていない。」
「本当何なのこの人達。」
「僕広江さんがいいです。(あの2人はまだ怖い)」
「えっえーーーー。わわわ。」
「だって広江さんだったらビシビシやってくれそうだから。」
「(ドドドドM発言!私がSだとどうして分かったの。)」
「というわけで、委員長よろしく。」
「よろしくねー。」
次回 風紀委員修行篇スタート!?
評価よろしくお願いいたします。