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008話「共犯者」

翌日の昼


夜桜志穂は、日本で有名なSNSの会社…いや、会社があった焼け野原に来ていた。


そこは、ビルが焼け落ちその残骸が残っているだけの文字通り焼け跡でしか無かった。


その中には焼けて骨になった腕が数本発見され、連絡が取れない会社関係者を辺っている。


…そしてもう1つ。例の犯行声明だった。







『自分達を全知全能の神と思い込み、人種差別を繰り返すクズな人類へ

目に見えない凶器と犯罪者を生み出す悪魔の工場は破壊した。常日頃から指一つで人を殺し、運営を含めた周りの連中達は自分達と意思を共有できない者達を見て見ぬふりをする所か責任転嫁を繰り返し続ける殺人を繰り返してきた。だから私達はそのクズ達を生み出す工場を潰して指殺人を食い止めた。…が、あくまでもこれは氷山の一角に過ぎない。指で殺人を繰り返すクズ達を生み出す工場は世界中に何千…いや何億も多くある。だから近い将来全人類を滅ぼすことで本当の意味で指殺人は滅ぶことになるのだ。だがその前に、次は私を必要以上に労働を押し付けた会社を倒産しに行く

第10001の国 (ゼロ)帝国の王女 緑奈夢希(みどりなゆき)より』





目に見えない凶器と犯罪者…。実はこの会社が運営していたSNSには、誹謗中傷をする者が大勢いると噂があり、志穂は詳しくは知らないが、多くのユーザーが誹謗中傷され退会しているらしく、その誹謗中傷者の中に緑奈夢希を騙る自殺した女性がいたらしい。


曰く、某有名なゲームの新作に関する間違った知識等を無理やり押し付けたり関連付けようとしていたらしいが、その後はアカウントを停止された後退会したらしい。


志穂はその資料を確認済みだが、明らかに後付けしたような画像や文章が付け加えたり書き換えられたりされていた。


実は警視庁の上層部の1人の幹部の子供がこのSNSのユーザーだったが、昨日の夜から突然居なくなり、更に家が燃えていたと言う。親である幹部はまだ警視庁にいた為無事だったが、幹部は子供が自宅を放火殺人をしたと思い込んで、その子を勘当と同時に指名手配をした。


だがこれらは全て緑奈夢希を騙る女性の仕業であり、彼女は死んだフリをして自分に対する酷い扱いをした者達に復讐をしていると推理をした。そしてその推理が正しければ次の標的は…。


何故彼女は生きているか等は今の所不明な所が多いが、全ての事がつじづまが合い、志穂はこの推理を上層部に伝えた。


しかし、上層部は断じてこの推理を聞き入れて貰えず、「この2件には関連性は全くない」の一点張りでしか無かった。


志穂は仕方なく新たな手がかりを求めてその現場に戻る為に警視庁を出ようとエレベーターから出ると、受付が何やら大勢の人があつまっていた。


「個人情報や子供の写真がネットに流れた」とか「社運を賭けた非公開の資料が勝手にアップロードされた」等と喚き立てているが、「何故そんな事に?」と返答されると言葉を詰まったような態度をする。


実は、この連中は例の裏掲示板に転生前の夢希に対する誹謗中傷を書き込んだクズ達で、夢希が仕掛けたトラップに引っかかり、色々なデータが流出して、一切の操作が出来なくなった。


「●●●の誹謗中傷を書き込むために裏サイトを開いたらコンピュータウイルスに感染しました」とバカ正直に言えば、自分達も刑罰に問われるかもしれない。その事を言いたくても言えずにいた。


受付係や駆けつけた刑事は冷やかしと思い、追い返していた。


志穂(…一体何なのかしら?あんなのに構っている暇は無い。早く●●●を逮捕しなければ)


志穂は無視をして現場に戻った。


彼女がこの事が緑奈夢希と繋がっている事は、一生知ることは無かった…。








焼け跡現場に戻った志穂は、空を見上げた。


志穂(上層部全員明らかに何かを隠しているような顔だった…。●●●と関係しているのかすこし少し動揺していた。まるで開けてはいけないパンドラの箱のように…。やはりこの一件…裏に何かがある…!)


志穂は車に乗り、急いで次の標的と思われる場所へ向かった。


……緑奈夢希のおしおきが終わるまで()()()()()()()()()()事を知らずに…。
















同時刻


1人の若い女性がトイレの個室に入り、カギを閉めて便器に嘔吐をした。


彼女は生まれながら不幸な人生を歩んでいた。


生まれて間もなく産みの親である両親が死亡し、親戚である育ての親に引き取られた。


しかし、物心が付いた頃には彼女に虐待をされ、育ての親の子供からもイジメられていた。


食事も十分にくれず、学校も虐待の事を訴える所か、逆に体罰やイジメを受け、中学を卒業して間もなくカタギには見えない男と同意もなく無理やり結婚させられ、ブラック企業の会社に無理やり就職された。


パワハラにセクハラにアルハラ。数え切れないほどの嫌がらせを受けて、20代とは思えない程髪はボサボサでスーツもボロボロ。育ての家族や夫は働きもしないどころか彼女の稼いだ金で贅沢三昧をし、しかも彼女名義に闇金に借金までした。


新品のスーツもまともに買えず、誰にも助けを求めることが出来ない彼女は、精神的にも肉体的にも限界だった。


女性「(荒い呼吸)もう…限界…私…もう…死んじゃう…か…な………」


その言葉を最後に、閉めた蓋に倒れ、意識を手放した。
















どれぐらい経ったのであろうか、気絶した女性は意識を取り戻した。


女性「…あれ?私…どうしたんだっけ?」


自分のスマフォの時計を確認した。


もう3~4時間も過ぎていた。


女性「い、いけない…。早く戻らないと…」


ふらつきながらもトイレを出ると、異様な光景が広がっていた。


廊下は暗かったが、壁も廊下も血だらけで、社員達はバラバラに惨殺されていた。


女性(な、何これ!?まだ夢でも見ているの?)


自分の頬をつねったが、普通に痛みが走る。


女性「夢じゃない…」


すると、向こうの部屋から明かりが漏れていた。あそこは自分の仕事机がある部屋だ。


こっそり近づき室内を覗く。


何故か水着姿の女性10数人と縛られた女性10数人がいた。


何かおかしい気がするが、リーダー格と思われる緑と紫髪の女が何やら話している。


少し離れていた為、よく聞こえない。


すると、リーダー格の女がこちらに気づいたのかこっちに顔を向けた。


女性「!?」


この女性が、この後の人生が変わる事になるとは、夢にも思わなかったであろう。









時間はその女性が気絶した頃に戻る。


その頃夢希達は、その女性が務める会社の前にいた。


夢希は前世、この会社に務めていたが、その女性と同様以上の扱いをされ、上司達からは人間扱いをされず、年下からはいつも見下され続けられた。


夢希が死んでもなお悲しむ所か、何事も無かったかのように仕事をし続けていたらしい。


…こいつら、一体人の命を何だと思っているのだろうか。自分が言うのも何だけど…。


とにかく、夢希はパワハラ等をしてきたクズ会社を潰そうと、目をメラメラと燃やしていた。


夢希「さて、おしおきを会社する前に、『マギー』!いつものヤツをお願い」


マギー「かしこまりました」


マギーが詠唱すると、会社周辺に自分達以外には見えない結界が張られた。


この結界は内部の音が漏れる事は無いのは勿論、外部から中の様子は張る前の光景に見え、異変に気づくことはまず無い。


例え気づいても、近づくものは方向感覚を無意識に失い、中心部である目的地にたどり着けないようになっている。


…が、会社周辺の建物には結界の内部に入っているので影響は無い。


だから口封じに看守達が息の根を止めるのである。遅かれ早かれ死ぬことには変わらない。


夢希「さて、みんな行くわよ」


口封じを担当する看守を除いた殆どを連れて会社内に入る。


看守1「(小声で)何か夢希様、昨日より明るくなって生き生きしてますね?」


奈々「(小声で)何か良い事あったかな?」









社内に入ると、案の定注目の的になっており、こちらに向けてスマフォでカメラを撮ってきた。


社員1「■★▲■(おいおい)●●▲■★●▼■★(何かビッチな女達が)●●★■▲▼▲(入ってきたぞ)》」


社員2「●●★■▼(ホントだ)!▼▼■▲■★▲●(犯す前に)●●★■▼★■▼(SNSに上げて)■■★●■▼(晒そうぜ)


やはりクズ達は何かおもしろおかしく何かある度にSNSに投稿しようとしていた。しかも仕事の時間帯に。


夢希「…SNS(武器)抜刀(抜いた)からには、命を賭ける覚悟があるのね?」


社員3「●●(あぁ)?■■▼●★▲■★(何言ってる)?」


夢希「『スマフォ(それ)が、脅しの道具じゃない』って言ってるのよ」


すると、夢希と看守数人が、ぶよぶよした何かを見せつけてきた。


社員1「▲▲■●▼★(何だそれ)?●●▲★▼(訳わかんねえ事を)■■▼★●▼★(言いながら)▼▼▲■●★(妙なものを)▲▲▼★●(見せやがって)…」


数人が笑っていたが、それ以外は何故か顔を青ざめていた。


よく見ると、それは()()だった。


自分達の胸には何故かスースーしている事に気づいた。


夢希達はそれを握り潰すと同時に、クズ達は倒れた。


すぐに悲鳴が上がり、逃げ出したり警察に連絡をしようとしていたが、看守達はその寸前に首を斬り飛ばしたり、心臓や頭を撃ったり、炎で燃やしたり、氷漬けしたりして殺した。


夢希はスマフォを取り出し、電話をかけた。


夢希「そっちはどう?」


看守2『こちら先行部隊。警備室制圧完了です』


これで他の階のクズ達にはすぐには異変に気づかないであろう。


夢希「それじゃ、私達本隊は目的の階に向かうわ。それ以外は他の階を頼むね」


それぞれエレベーターに乗り込み、上に上がっていく。


夢希達は目的の階に着き、本隊の看守達を解き放った。


先程と同じようにクズ達を殺し、目的の場所にたどり着いた。


声を発する前に看守達は取り押さえ、女になる薬を注入して女に変えた。


何故殺さずにそうしたのか…それは、こいつらに用があるからなのだ。


夢希「いきなりだけど久しぶりね?私の事を覚えている?」


上司1「な、何なんだお前達は!?…声が!?」


夢希「質問しているのはこっちよ。私の事、誰だか分かる?」


上司2「分かるわけ無いだろ!すぐに解放を…グヘッ!」


看守が殴りつけた。


看守3「ちゃんと答えなさいよ」


夢希「まぁまぁ落ち着いてよ。無理も無いわね。こいつらにとって、私の事なんて記憶に無い存在だから」


部下1「な、なんの事だ!?」


夢希「ある時は残業を強制し、それすら払わない。ある時は何かを言おうとすると話も聞かずに一方的に怒鳴りつけて『黙って仕事しろ!』とパワハラをしてくる。ある時は飲めないお酒を無理やり飲ませる。挙句に自殺しようとしたにも関わらずに仕事をし続けてくる。さて、もう分かるよね」


クズ達は全く分からない様子だった。ここまでとは…。いつもながら怒りを通り越して呆れる。


夢希「それじゃ、ここの机の主が誰か?」


生前に夢希の使っていた机を指摘した。


ようやくなのか顔を青ざめてきた。


上司1「ま、まさか…●●●なのか!?」


夢希「相変わずワンパターンの反応だけどその通りよ。そして今の私は魔王姫!名を『緑奈夢希』と呼ぶ」


部下2「その名前って…あの殺人鬼の!」


部下3「な、何でお前が!?死んだ筈じゃ!」


夢希「これから死ぬお前達には、関係の無い事よ。よくもよくも私にパワハラやセクハラとかをして…」


笑顔で答えたが、目は笑っていなかった。


上司2「そ、それはお前を期待しての上で…」


夢希「見覚えの無いミスを押し付けることが期待?どんな発想をすればそうなるのよ。悪いけど、今は急いでるのよ。帰って誕生日パーティを開かなきゃいけないから」


そう言うと、夢希はまたスマフォを取り出した。


夢希「あぁリン?そっちはどう?」


リン『はい!予想通り違法の金の他に()()()()()()()()()()()もありました』


夢希「OK。それじゃ、こいつらに報復するから適当にそれを処分して」


電話を切り、パソコンを開いた。


キーボードを操作し、今にも倒産しそうな会社の株をこの会社の金で買い、大損害を与えた。


更にこの会社の機密情報を流し、あることない事をクズのSNSに上げた。


夢希「これでこの会社のイメージが崩れた…」


パソコンを破壊すると、時間は3~4時間経っていた。


夢希「あれ?大した情報量が無かったのに、もうこんな時間か。そろそろ終わらせないと」


部屋を広くし、クズ達を部屋の中央に置いた。夢希はナイフを取り出した。


夢希「さてと、もうお別れの時間ね。すぐに忘れると思うけど遺言ぐらいは聞いてあげるわ」


部下2「お、俺は部長に言われて仕方なく…!」


部長「何を言っている!お前達が勝手にやったことだろ!」


部下4「お、俺は関係無いだろ!お前には一切関わっていないから!?」


上司3「お前には酒の釣り銭を恵んでやっただろ!俺だけでも助けてくれ!」


クズ達の主な特徴は、一方的に暴力や暴言を振るい、それを見て見ぬふりをし、自分達と意思の共有が出来ない人間を人間とは思っていない事。そして、今のように自分にとって都合が悪くなると、手のひらを返すように見捨てて自分だけ助かろうとする。所詮クズ同士の友情なんてもろいに過ぎない。


夢希「それじゃ…遺言として覚えておくから…ん?」


背後に物音がし、振り返ると1人の若い女性がいた。


夢希(しまった。まだ生き残りがいたか。…けど何かボロボロ。それに…)


何か気になる夢希だが、クズな上司が声を上げた。


上司1「お、おい!お前早く俺達を助けろ!」


女性「え?部長?何で女の人に?」


上司1「何ごちゃごちゃ言っている!俺が助けろと言ったら助けろ!」


看守1「おい!黙って…」


夢希「待って」


夢希は制止し、看守達は?マークを浮かべた。


女性「た、助けろって…こんな大人数では…」


上司1「ごちゃごちゃ言うなって言ってるだろ!いつも可愛がってやってるのにその恩を仇で返すのか!良いから俺達を助けろ!そして今まで通りにお前をこき使ってやる!お前は死ぬまで俺達のドレイだっ!」


その言葉で、「プツン」と女性の何かが切れた。


ゆらゆらと夢希に近づいてきた。


看守4「近づくな!近づけば…」


夢希「待ちなさい!一切手は出さないで」


夢希が持っているナイフを奪い取るなり、クズ達の首を1人ずつ切りつけ始めた。


上司1「ま、待て!俺達ではなくこいつを!」


女性「黙れ!」


最後に残った上司を馬乗りにし、何度も刺し続けた。


女性「どいつもこいつも何度も何度もアタシを指図し続けやがって!いつお前達に恩を受けた!アタシにも人権があるんだよ!」


先程の大人しかった様子とは大きく変わっていた。


女性が我に返ると、もうクズの息は無かった。


ナイフを捨てて狂ったように笑っている。


女性「もうアタシの人生はめちゃくちゃよ…。やりたかった事が出来ない…。もう生きている意味も無い…」


夢希に向けて腕を大きく広げた。


女性「…早く楽にして。もう、こんな世界…嫌だから…」


笑っているにも関わらず、彼女は涙を流している。まるで…助けてほしいと。


夢希は近づき、彼女の顔を上げて、見つめた。その目は世界に絶望し否定された目だった。


夢希「…気に入ったわ」


その言葉で彼女も看守達も驚いた。


女性の顎をクイっと上げて顔をよく見た。


自分と同じ、世界に否定され、絶望し、復讐したいような目だった。


夢希「…名前は?」


女性「…言いたくない。自分でも大嫌い、嫌な名前だから…」


夢希「今言ったやりたい事って?」


女性「言って何になる?」


夢希「…つまりこういう事よ」


看守の1人に手を差し出した。


夢希「外見が変わる薬を」


看守5「え?ですが…」


夢希「いいから」


看守は戸惑いながらも注射器を渡し、夢希はバッグから別の注射器を取り出した。


夢希「何かの保険の為に数本持ち歩いていたけど、こんな形で役にたつなんてね」


それは、不老不死になる薬だった。この薬が入った注射器は万が一に悪用されないように夢希以外の使用者が使えないようにプログラムがされ、割れないように超強化ガラスになっている。


夢希「私のやりたい事は、この世界と別の世界のクズ達全員をおしおきし絶滅すること。そして理想の楽園世界を作ること!私の共犯者になれば貴女のやりたい事を叶えてやれる事ができるわ」


女性「アタシの…やりたい事…」


夢希「答えを聞かせて。共犯者になる?それともこのまま絶望しながら死ぬ?」


女性「…アタシの答えは…」





















数時間後 某住宅街の某所


1人の人影が家のドアを開けてリビングに向かった。


母親「遅かったじゃないか●●●。早く夕飯の支度をしな」


父親「▼★●■(それから)▲■▲★▼▲(つまみとビール)●●●▲▼★■★■(買ってこい)


夫「▲▲▼■■■■(それからトイレ掃除な)■■■▼●▲★(いつも通り素手でな)▲▲▲■★●(それから)…」


クズ達の言葉が続く前に、マシンガンが乱射され、クズ達の身体はいくつも吹き飛ばされた。


その人影は、薬によって身体事生まれ変わり、夢希の共犯者になったあの女性だった。


ボロボロだった髪はロングで赤と青の髪色に分かれていた。


夢希「どう?夢だった銃火器を扱った感想は?」


女性「最高よ。自衛隊になりたかったけど、こいつらのせいで無理やりしたくない結婚や就職をさせられて、給料も自由も奪われて…。けど、もうこの世界に未練は無い。これからは全てを破壊する!全てのクズ達を破壊するその日まで!」


壊れたおもちゃのように狂った笑い声が夜の町を木霊している。


夢希(やっぱり私の目に狂いは無かったわね。彼女の力があれば、確実にクズ達は絶滅するわ!)


拍手をしながら女性に近づく。


夢希「始めてにしては上々ね。けど、私のレベルやアマテラスの世界と今の貴女と比べたらまだまだヒヨっ子当然よ。これからどんどん強くなってもらわないとね」


女性「当たり前よ。アタシの全てを否定してきたクズ達を全員殺し尽くすまで、死なないから」


夢希「もう死なない身体だけどね。これからよろしくね…って、ええと…。何て呼べばいいかしら?今の自分の名前が嫌って言ってたよね?」


女性「…確かに名前が無いのは不便ね。だったら…」


しばらく考えて閃いた。


女性「『蓮花(れんか)』。これが新しいアタシの名前」


夢希「OK蓮花。アマテラスに帰還する前にこの家の後始末をするから、自分の部屋から持って行きたい物を持ち出してね」


夢希は死んだクズ達の表情を見た。


その表情に、夢希は冷たく言った。


夢希「被害者のような顔で死にやがって…」






























その後、(ゼロ)帝国に戻った夢希達は誕生日パーティを開き、国中大騒ぎ。住民達は夢希を祝っていた。


パーティをお開き後、夢希は奈々と蓮花と共に「二次会」として誰にも入らないように兵士達に伝達し、自室でスマブラSPで対戦していた。


蓮花「…なるほど。それでアンタの元家族とイジメクラスと●●●(前日に夢希が潰したSNS会社の名前)に復讐したのか…。魔王姫…か。本当にいたなんてね…」


夢希「信じないの?」


蓮花「いや、信じるわ。姿が変わったりあんな事があったんだから信じない方が無理があるわ」


対戦がちょうど終わった時に夢希は「スカウター」の能力を使って蓮花のステータスを確認した。


レベル1…。これは当たり前か。彼女の適切な能力は…科学。彼女なら素材がある限り弾切れを起こす心配は無さそうだ。


夢希「色々教えたい事もあるけど、それは後日教えるわ。休める時は休まないとね」


あのブラック会社にはまともな休みが無かったので、蓮花にとってはありがたい事だった。













同日同時刻某所


夢希達の映像を見ているキュリテ。


キュリテ「夢希の子供ではない新しいお仲間か。これは面白くなりそうね」

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