007.5話「ネットリンチ・誹謗中傷・私刑・イジメを楽しい・正しい・カッコイイと思っている君達の末路」
007話の後日談です。前話のラストで消えてしまった魂の行方は…?
………これは、今の夢希には知らないかなり遠い未来の話である…………。
…………ろ……………………きろ………………………起きろ!!
気を失っていた男………いや、男だった女達は何者かに腹を蹴り飛ばされて無理やり起こされた。
金「……いってぇ………。だ…誰だ?」
その女達は、夢希に殺されたクズ達だった。
何故殺された連中が生きているのか…生きていると思っていると言った方が正しいのかもしれない。
クズ達は周りを見ると、自分達以外周りが何も無い真っ黒で、景色も床も文字通り純粋的な黒一色である。何故か光もないのに野外にいると同じく色がはっきりしている自分達を除いて。
???「…やっと起きたのね?」
声をした方を見ると、そこには、フレアにペカチュウに蛇、マリキチにQD勇者に、変身ヒロイン等のフィクションのキャラ達が立っていた。何故が冷たい表情をして。
金「な…何だ?夢でも見ているのか?そうか!あんなクズに殺されたのも夢だっ…」
何かを言っていたが、フィクションのキャラの1人であるルピン4世は、拳銃で肩を撃った。
金「ぐふっ!」
運営者2「な、何だ!?どうなっている!?」
フレア「どうなってる?どうなっているのは貴方達の頭の中でしょ?夢希ちゃんに酷いことをした自覚が無い程…」
そのクズの太ももを炎の剣で切り落とした。
運営者2「ぎゃっーー!!!?」
蛇「男なら男らしく自分自身の尻拭いをしたらどうなんだ?」
グレイス「もう男の人じゃないけどね」
L「ま、待ってくれ!俺達は…」
クズ達の静止を聞かずにキャラ達は自分達の技や武器で報復をした。夢希の為を思って。
傷らだけで倒れているクズ達。もう死んでいるだろうか、死ぬ前の切られた所を除いて傷などは綺麗に治っていた。
フレア「どう?二次元のキャラクターにリンチを受ける気分は?夢希ちゃんの痛みと苦しみと比べたら軽いものよね?」
すると、彼女達の背後に誰かが現れた。
見ると、頭部など身体が欠けている所があったり、大火傷だったり口や目から血が流れている女性達だった。
フレア「貴女達が夢希ちゃんに酷い事をしたせいで彼女に殺されてしまった人達よ。貴女達が夢希ちゃんにそんな事をしなければ、この人達は…いえ、全人類が絶滅しなかったのに…」
クズ達はその言葉の意味が全く理解出来なかった。
だが、そんな事をよそに、女性達はクズ達に寄ってきた。
女性1「お前達のせいだったんだな…。俺らが女に変わって、無様な死に方をしてしまった元凶は…」
金「え?」
女性2「お前達のせいで、魔王姫に殺されて、人類のほとんどがこんな死に方をしたんだぞ!」
女性3「そうだ!俺なんて、女を羽交い締め出来なくなった上に蜂の巣にされたんだぞ!」
女性4「お前達のせいで魔王姫が生まれて、俺達は殺されたんだぞ!」
お前達のせいで………殺されずにすんだんだ…………。
怒り狂った女達は、金達を取り囲んだ。
殴り蹴り、地面に顔を叩きつけたり目に指を突っ込んだり、文字通りの集団リンチをした。
この女性達は生前、夢希にある理由で地球人全員女性にされ、無様に殺され、そのいくつかを回収したフレア達は怒りと凶暴の付与され、それをこのクズ達にぶつけているのである。
そう。フレア達の復讐は、夢希が殺した人類の何人かを利用してこのクズ達にリンチをする事である。
クズ達は逃げようとするが、数人がかりで取り押さえられ、何度も、何度も、何度も暴行され続けられる。
付与された怒りと怒りと凶暴の持続時間は無く、付与させた当人が解除しない限り効果は切れない。つまり、半永久的にリンチを受け続ける事になる。
勿論フレア達は解除をする気は一切なかった。
夢希にした仕打ちを比べれば、1000にも満たなかった。
金「や…やめろ…やめて…くれ…」
フレア「夢希ちゃんも同じ事を言ってたのに貴女達は一切やめませんでしたよね?それを裏で面白くおかしくして…。そんな事をして命乞いなんて、虫が良すぎません?」
そう言ってフレア達はその場を去った。
L「おい!どこへ行く!俺達を…グヘッ!」
クズ達の声を無視して、フレア達は暗闇の中に消えていった。
クズ達は指の爪を剥がされ、舌を無理やり引っこ抜かれ、何処から出したのか、溶岩を無理やり飲ませる等、想像しただけでも背筋が凍るような残虐な行為をされ続けた。
お、俺は何処で間違えたのか?!
上級国民しか入れない学校に入ってからか?
金持ちの女と結婚したからか?
高学歴しか入れない会社に入社してからか?
クズ達全員は何故こんな事になったのかを自分自身の過去を思い返していた。
……しかし、どれもこれも既に答えは言われていたのに、夢希に関する事を一切触れることは無く、それどころか、実際にはありもしない事実に原因がある事を思っていた。
今も答えを聞いているのに、間違いである幻想に原因があると思い込んでいる。
このクズ達を殺す少し前に夢希は看守達にこう言っていた。
夢希「クズって言う生き物は、人に対して酷い事をした事はすぐに忘れて一切思い出さず、理想の自分という妄想に逃げ込む害虫よ」
夢希の言う通りだった。このクズ達は、夢希の事を思い出さず、妄想の中に逃げ込む生き物…いや、生き物ですらない物質であった…。
クズ達は、夢希達に殺されたクズ達に安らぎの瞬間すら与えられないリンチを受け続けられるのだった…。
1年…いや100年…いや、永久にである…………何度も…何度も…何度も…。
フレアちゃんは元ネタで言う「メツブレイド」的な性格になってますね。次回は夢希の新たなる共犯者の登場予定です!




