永遠のもの!の巻!
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「シン・柳生十兵衛」の制作情報が公開された。
柳生十兵衛シリーズ五十周年の企画である。
柳生十兵衛の現す「正義」の概念は、不滅なのだ。
男は母子の命と未来を守る――
受け継がれた思いあればこそ、人類は命を繋いできたのだ。
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人類を滅ぼさんとする超神と戦う商人。
海の女神――仮に海母神と呼ぶ――からの試練に立ち向かう戦乙女。
彼らの戦いの先に、どんな人類の未来が待つのか。人類に未来を守る意思がなければ、彼らが勝利しても無駄に終わるかもしれない。
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ハロウィンが近づく。
ハロウィンの「概念」と「存在の意義」を守る守護者である「レディー・ハロウィーン」のローレン。
彼女はハロウィンにむけ、ひたすらトレーニングだ。
「せいっ!」
ローレンの鮮やかな上段回し蹴り。
それを「フランケン・ナース」のゾフィーは、左手を持ち上げてガードする。
トレーニングセンターの畳の間で、ローレンはゾフィーと共にスパーリングに励んでいた。
稽古着姿のローレンは、空手少女といった赴きがあった。凛々しくも美しい。流した汗がキラキラ輝いている。
ゾフィーも同様に稽古着姿だ。ローレンに比べるとグラマーでセクシーだ。
「なんだってのよ…… 男はおっぱい大きければいいわけ!?」
「お、お嬢様……」
ヒステリーを起こしたローレンを、苦笑したゾフィーが必死になだめる。
今年のハロウィンはどうなるのか?
それは人々の思いが、相応しい結果を招くだろう。




