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更なる混沌(カオス)との戦い!の巻!


   **


 大宇宙の大いなる意思。


 秩序コスモ混沌カオス


 未だ混沌カオスの影響下にある地上。


 病魔による恐怖より、それがもたらした混乱によって、人の意識は狂気の大渦の中に在る。


 そして同時に、概念や存在の意義を守る守護者ガーディアンの戦いが、人の意識の及ばぬ世界で行われている。


   **


「はあっ!」


 ローレンは宮本武蔵(の悪の心)へ突き進んだ。


 ミニスカートの魔女コスプレに身を包んだ彼女は、宮本武蔵(の悪の心)の眼前で跳躍した。


「あ」


 二刀を握った宮本武蔵(の悪の心)の動きが止まった。


 ミニスカートがたなびき、彼はローレンの脚線美に目を奪われる。


 次の瞬間には、顔面にローレンのローリングソバットを受けた。


 宮本武蔵(の悪の心)は鼻血を噴き出しながら、混沌カオスの魔空空間に大の字に倒れた。


「我、事に於いて後悔せず……」


 満たされた顔の宮本武蔵(の悪の心)。彼はローレンの脚線美に心奪われたゆえに敗北したことを、後悔しなかった。


 ハロウィンの守護者ガーディアンである「レディー・ハロウィーン」たるローレンの美しさと強さ、それに負けた事すら誇りに思える。


 そして宮本武蔵の悪の心は、消滅した……


「まあ、それでいいんだけど…… なんだかなー」


 ローレンは苦笑していた。身長百六十センチ前後のスレンダー欧州系美少女のローレン。


 戦うヒロインは健在だ。


   **


 寛永時代の江戸――


 柳生十兵衛三厳は、夜の中で敵と戦う。


 謎の忍び「出巣斗論ですとろん」によって、江戸の城下は荒らされていた。


 先師や父の意思を受け継ぎ、江戸の平和を守るために戦う十兵衛。


 彼もまた、概念や存在の意義を守る守護者ガーディアンであった。


「ぬおおお!」


 黒装束に般若面をかぶった十兵衛は二刀を投げ捨て、出巣斗論の「亀大砲」なる忍びへ体当たりした。


 疾風のような踏みこみ、虚を衝く一手。亀大砲の身が僅かに崩れたところに組みつき、十兵衛は一瞬の隙を衝いて技をしかける。


「うお!?」


 亀大砲の体が後ろに倒れた。十兵衛がしかけたのは小外刈りだ。


 刹那の間に閃いた十兵衛の小外刈りは、亀大砲の左踵を払っていた。亀大砲はバランスを崩し、背中から大地に倒れた。


「うおっ、くう!」


 改造人間・亀大砲。彼は一度ひっくり返ると、自力では起き上がれなかった。


 その肌は刃を通さず、背に負った大砲によって城壁すら破壊する亀大砲。


 それほどの剛の者に、まさかこのような意外な弱点があろうとは。


 十兵衛は起き上がろうともがく亀大砲を般若面越しに見下ろし、苦笑した。


「どうだ、もう悪さをせぬなら助けてやろう」


 般若面の奥で十兵衛は爽やかな笑みを浮かべ、亀大砲へと手をさしのべた。亀大砲もまた敗北を認めた。


 柔よく剛を制す。


 十兵衛の歩む道とは、そのようなものだ。


 そして、十兵衛と出巣斗論の戦いはまだ始まったばかりだ。





“柳生十兵衛三厳は隠密剣士である! 謎の忍び「出巣斗論」との戦いで重傷を負ったが、宗矩と友景(※石舟斎の妹の子で陰陽師)の手によって改造手術を受け、「柳生十兵衛Vやぎゅうじゅうべえブイスラッシュ」としてよみがえった!”

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