明日への戦い!の巻!
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帝都で日曜の朝に放映されている「スーパーヒーロータイム」。
「善き癒し」の戦乙女達の、世界を浄化する戦いは終わった。
そして「熱帯的」な戦乙女達の戦いが始まった。
命の源泉たる海からの試練に戦乙女は立ち向かう。人類の未来を守るために……
しかし第一話から主人公の変顔が炸裂したり、人魚(UMA)の性格が残念だったりと、変化と挑戦が新しい。
魔進剣隊キラ忍者の戦いも終わった。
「守るために戦う意思」は、機界剣隊ゼン忍者へと受け継がれた。
全ての剣隊、その統合。
未来へ受け継ぐ「意思」を再認識する彼らの戦い、その波動が必ずや人々を導くと今は信じるのみだ。
「俺の戦いはまだ続くのだな、んっふっふっ」
柳生十兵衛三厳(イメージcv:子安○人さん)は不敵に笑った。
スーパーヒーロータイムの一角、現「柳生十兵衛セイバー」は文豪にして剣豪という設定である。
「俺は俺の剣の下に生きるのよ!」
尊敬する宇宙海賊の名台詞を借用・自己アレンジしながら、十兵衛は二刀を抜いて敵に斬りかかる。
右手で横に薙いだ三池典太が、敵ーーこれは人々の悪意が半実体化した暗き影だーーを一刀両断する。
左手で構えた小太刀で、別の敵を突き刺す。刺した瞬間には小太刀を手放し、敵から飛び退いている。
三体目の敵へ、十兵衛は拝み打ちに三池典太を打ちこんだ。
光が闇を裂く。
無明の明日へ、人類は進まねばならぬ。
そしてーー
人知を越えた力を有し、世の経済を司る超人たち……
人は彼らを「商人」と呼んだ。
修練の神と古象の商人、その戦いの行方も気になるところである。




