闘将!! 白銀男 ~明日への闘いの巻!~
※レオパルドォン? 誰それ(えー)
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女宇宙刑事フランツェスカ。
彼女は元宇宙海賊である。
長きに渡る海賊ギルドとの戦いに嫌気が差したフランツェスカは、顔を変えて宇宙刑事になった。
なお夢は年下の旦那を尻に敷いて、子どもを育てる姐さん女房生活との事だ。
そんなフランツェスカは海賊ギルドの刺客である怪物と戦い続けた。
だが、宿敵までもがこの惑星に現れるとは思っていなかった。
ーーバオオオ!
フランツェスカの左腕の精神銃が閃光を発し、宇宙戦艦の外壁に穴を空けた。
体にピタリと貼りついた赤い全身タイツ調のコスチュームにブーツ、腰に巻いたベルト。
艶かしく肉感的なフランツェスカの魅力をいやが上にも高めるコスチュームであった。
そしてーー
フランツェスカは宇宙戦艦の中で宿敵と再会した。
「ノックをするべきだったかしら」
フランツェスカは左腕の精神銃を宿敵へと向けた。
「いいさ、僕と君の仲だ」
全身が超硬質特殊偏光ガラスに覆われたサイボーグがーー
フランツェスカの宿敵「クリスタル・ボーヤ」が姿を現した。
坊やらしい背の低さに高い声。その実は海賊ギルドきっての殺し屋だ。
「フフフ…… 僕には得意の色気は通じないよ。精神銃も僕の体には通じない…… 僕を倒す武器はあるのかい?」
クリスタル・ボーヤが不敵な笑みを浮かべるのへ、フランツェスカ(背中にジッパーがある)は精神銃の銃口を向けた。
「あるわ…… 私の魂がね!」
フランツェスカの左腕の精神銃が光を放った!
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「暗黒サンタ」の黄金マンは思い出す。
かつて彼は商人の神であるザ・漢に「その技一つでアンタを倒す、それができねば奥義とは呼べぬ!」と言った。
ザ・漢は応えて言った。
「その技で私を倒す日を楽しみにしているぞ黄金マン」
と。それは数億年の歳月を経て達成された。
ーー満足だ……
黄金マンの人生は満たされていた。
大願を叶えた事よりも、長きに渡る挑戦の充実に満たされたのだ。
その充実ゆえに黄金マンは、いつでも人生を終える覚悟ができた。
そして新たな「現在」がある。
「将軍様に栄光あれ!」
黄金マンの前にかしずく悪魔商人たち。
猛牛マンを筆頭にした「七人の悪魔商人」。
阿修羅マンと残忍者が所属する「悪魔六騎士」。
彼ら十三人の選ばれし者を率いて、黄金マンは今日も世の経済を司るために働く。
年は明け、世には一時の平和が訪れた。
町中には参拝客があふれている。
「ツアッー!」
白銀マンは参拝客に混じったバカップルへ襲いかかった。
かつて完璧商人始祖が悪行商人を成敗した際、兄の黄金マンと並んで多数の者を殺害した事から「虐殺王」とあだ名された白銀マンだ。
「ド外道がー!」
白銀マンは血涙を流しながらバカップルを襲い続けた。
完璧商人始祖として数億年も使命を果たしてきた彼は、彼女いない歴も数億年であった。
クリスマスには世界中の子ども達へプレゼントを贈ったサンタクロースである白銀マンだが、バカップルには容赦がない。
「ツアー!」
バカップルへ必殺の「尊大閃光」を放つ白銀マン。もはや彼を止められる者はいない。
新春早々、帝都は混乱に満ちているようだ。




