2話
「おぉー…さすが港町…にぎわってますね」
「前来た時より大分大きくなったな…」
この港町は他の所と違い出店や屋台が桁違いに多いのだ。元々ここまで大きくなかったが立地条件はよかった。だからいずれ大きくなるとは思っていたが…まさかここまで大きくなるとは
「マスター!見てくださいこれ!魚丸々1匹売ってますよ!」
「ほぉ、すごいな。収穫量も増えたみたいだな」
「ですね!見たことない魚もいっぱい売ってます!」
確かに俺よりでかい魚やどう見ても魚じゃないやつも売っている。うわ、動いた。
「…ん?」
『~第1回サガーン大会~
全種族参加可能
1番大きな魚を捕ってきた人が優勝となります。釣りでも素潜りでも捕り方自由です。』
…へぇ
「マスター?」ヒョイ
「…これ出てみるか?」
「やりましょう絶対優勝します」
即決だった。
この大会は正式に港町と認定されたお祝いみたいなものらしい。サガーンはこの港町の名前だった。
しかし捕り方は自由か…
「リーナ素潜りと釣りどっちが「素潜り!」」
即決だった
.................................................
結果からいえば俺達の優勝だった。
「「獲ったー!!!!」」
全長約5mの化け物魚
大物だった。が
「せい!」
ドガシャッ!
「とう!」
ガシャンッ!
俺とリーナ(主にリーナ)がこの化け物魚との戦闘の際、屋台や店を軒並み壊してしまったらしく…
「どうすんだこれ…」
「どうしましょうかね…」
およそ20件が犠牲になった
一応盛り上がったし優勝したのでなんとか許してもらった
.................................................
俺達がとった魚は流石にデカすぎて持ち帰れないため皆で食べることになった。この魚でかいだけでなく味もなかなかだった
「この魚美味しいですね!もう1匹とりましょうよ!」
「えっ」
「へっ?」
「…」
次同じ事やったら出禁になるな…