幸せだった日常1
少女達が住んでいたのは、森の中にあるキャンプ場で、近くに大きな湖が有る所だった。50年前に100人ぐらいである町から移住してきたのだが、50年たった今は全員で23人になった。満員だった貸家(昔、キャンプに来た人が停まっていた建物)も今では余り、結果的には4件の貸家しか使わない状態だった。
少女は使ったスナイパーライフルを射撃場の隣にある武器庫に直すと家に向かって歩き始める。家と射撃場の距離は約600メートル、その距離を少女はいつものように歩いていく。今は朝で、空には雲一つなく、道の脇に見える湖が太陽の光を反射させていた。
数分歩くと少し小さな平屋が見えてきた。
少女は、ただいまーと言いながら家のなかに入り、正面の廊下の奥にあるキッチンを見ると少女の両親が椅子に座っていた。
「お帰りなさい、手洗いうがいをしてきなさい、ごはんできてるから。」
「お帰り、こんな朝から撃ってたのかい?昼間は大会があるのに、本当に好きだね、射撃。」
両親は少女の挨拶にそれぞれ返した。
手洗いうがいを済ませてキッチンに戻ると、両親が朝食を食べずに待っていてくれているのに気づく、
「先に食べててくれてもいいのに」
少女がそう言うと、母親が、
「皆で食べた方が美味しいでしょう?」
そう言って少女の分のフォークを渡してくる、少女はお礼を言ってそれを受けとると、家族で食事を始めた。
少女は朝食を食べ終えると食器を片付けて、歯磨きをし、大会会場である射撃場に向かった。
大会の結果、少女は一発も外すことなく撃ちきり15位中1位を獲り、優勝した。
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