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インセクトマスター  作者: 天野げる
1章 死にたくないからダンジョンを創る
7/26

とにかく死なないように頑張ろう!

  

 『おはよーコウ!ダンジョン解放まで後1日だよ!』


 とうとうこの時がきたか…ポイントをほぼ使い切ってから27日、その間にあった出来事をまとめよう。




 まず一つ目は、俺自身のステータスの強化だな。

 一階と二階の魔物と動物を狩りまくっていたら、Lvが4まで上がった。戦闘時にどの様な戦い方をするかで、ステータスの上がり方が変化するようだ。

 スキルについて、気づいたこともある。ステータスでスキルを表示して、スキルを長押しすると、その文字が灰色になる。そして灰色になっているスキルは使用できない。もちろんまた長押しすれば使えるようになった。




 二つ目は魔物の進化だ。

 兵隊アリの何匹かが、隊長アリに出世していた。勝手に魔物とか狩ってレベルが上がったんだろう。つーか同じ階層に隊長が複数いて大丈夫なのか!?大イナゴと催涙カメムシは進化には至らなかったものの、いつの間にか繁殖して、かなりの数になっている。兵隊アリは女王がいないため繁殖できなかったようだ。




 三つ目、割とダンジョンポイントが貯まってきた。レベル上げのために狩りにでては、魔物からはDPが入手でき、配下の魔物たちも、動物がメインとはいえ、魔物も食料にしていたようだ。ダンジョン解放後にできるようになることも多そうだから、ダンジョンポイントは残してある。別に減るわけでもないしな。





 そして四つ目、さっきのアナウンスを聞けば分かるだろう…………ダンジョンコアがすんげー馴れ馴れしくなった…

 多分ダンジョンコアは俺がダンジョンに産まれたとき、同時に産まれたのだろう。俺の心臓も含まれてるし。だから、前世の記憶がある俺とちがって、産まれたばかりーーーダンジョンコアとして知識があるだけの赤子のような存在だったと考えられる。だから産まれてからしばらく経って自我が芽生えたのかもしれないな。



 これでぜんふかな。あっ後一つあった。鹿とか猪とかはどこが食える部分かよく分からん。病気になったりしたら嫌だから、内蔵とかは全部捨ててた。解剖とかの知識があれば、あと何食分か食べれる量が増えてただろう。





 ダンジョンという閉鎖された空間の中では入ってくる情報も極端に少なく、あまり色々できなかった。まあダンジョン内に落とし穴とか掘ったり自分で閃いたことは全部できたことを考えれば、情報が少なかった環境もあまりワルくなかったかもしれない。与えられた情報を様々な角度から考えるくせもついた。



 

 これで27日の間にあった主な出来事は全てだ。

 明日からは、自分を全力で殺しにくる冒険者を打ち倒すことができなければ、ゲームオーバー…いや、ゲームじゃない。自分でも気付かぬうちに目を背けようとしていたみたいだ。冒険者を殺さなければ自分が死ぬ。これは確実だ。そしてただ生き残るだけではなく、原因の解決ーーーなぜ冒険者がダンジョンコアを破壊しようとするのか、誰が俺をダンジョンマスターに生まれ変わらせたのか、俺の前世での記憶、黒幕を見つけ出す、そしてあわよくば、元の世界に帰る。とまあ目標を立てたのだが、 まずは


 


      とにかく死なないように頑張ろう!


 

 

 

 初心帰ってこの目標を第一に掲げよう。




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名前:コウ


職業:初心者ダンジョンマスター


称号:インセクトマスター 限界を超える者


DP:636


装備:銅の剣


LV4 Up!


HP28/28

MP25/25


STR 23

AGI 26

DEF 20

MDEF 8

DEX 19

INT 16





スキル


痛覚遮断(Lv5)Up!初速増加(Lv2)Up!生物的嫌悪(Lv1)野生の勘(Lv3)Up!限界突破(Lv1)剣術(Lv3)Up!初級魔術火(Lv2)Up!



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