表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
インセクトマスター  作者: 天野げる
1章 死にたくないからダンジョンを創る
3/26

orz

 

 

 

 えーと、俺はなんで寝てるんだっけ?



 目が覚めてコウはしばらく考える。


 ゴブリンから逃げてその後…

 

「ダンジョンコア。聞こえるか」

 

 


『………………はい』


「次からは重要だと思ったことはすぐに俺に報せること!」


『…すみませんでした。以後気をつけます』


 どうやら反省しているようだ。まあ許してやるか。


「なあ、どうやってダンジョン内で瞬間移動するんだ?」


『行きたい場所を思い浮かべて【ワープ】と念じてください』


 ダンジョンマスターの部屋を思い浮かべる。


「【ワープ】」



『お帰りなさいませ』


 目の前にダンジョンコアがあった。ということはワープが使えたってことか。これは色々侵入者の撃退に使えそうだな。



「なにかいい戦闘用スキルないかな?」

 さっき自衛手段が無いことに気づいた。次ゴブリンに遭ったら生きて帰れるか分かんない。


『魔力を使わないスキルですと、体術、剣術、投擲、魔力を使うスキルは、魔術(火)(水)(風)(土)(雷)があります。なお、これらのスキルは全て初級のスキルとなっております』


 どうするべきか、最初の計画では銅の剣を素振りとかして、剣術スキルを入手するつもりだったんだが…魔力の少ない俺に魔術は不向きだろう。投擲スキルは魅力的だが、もし通じなかったらその時点で詰みだ。


「剣術スキルは何ポイントで購入できるの?」


『100DPとなってます』


 高い!三分の一持ってかれる!どうしようか…高いけど命には変えられないな。それに一生使える。そう考えるとお買い得じゃないか!


「購入」



 DP:322→222


 大丈夫だ!DPもぞろ目で縁起がいいじゃないか!


 無理やり自分にそう言い聞かせるコウ。


「腹減ったな」


 アイテムボックスから乾パンを出して食べる。


「喉も渇いた」


 井戸から水を汲んで飲む。



 ほら!全部計画通りじゃないか!


「今日は疲れたな。そろそろ寝るか」

 

 

 

 

 

 


 寝具は用意していなかった。


「ちっ、ちなみに布団っておいくらですかね?」


 恐る恐る尋ねるコウ。


『布団は一番安いもので50DPになります』





 コウは膝から崩れ落ちるのだった



 DP:222→172




-------------------------------------------------------------

名前:コウ


職業:初心者ダンジョンマスター


称号:インセクトマスター 限界を超える者


DP:172


装備:無し


スキル


痛覚遮断(Lv3) 初速増加(Lv1)生物的嫌悪(Lv1)野生の勘(Lv1)限界突破(Lv1)剣術(Lv1)


配下:兵隊アリ 大イナゴ 催涙カメムシ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ