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えーと、俺はなんで寝てるんだっけ?
目が覚めてコウはしばらく考える。
ゴブリンから逃げてその後…
「ダンジョンコア。聞こえるか」
『………………はい』
「次からは重要だと思ったことはすぐに俺に報せること!」
『…すみませんでした。以後気をつけます』
どうやら反省しているようだ。まあ許してやるか。
「なあ、どうやってダンジョン内で瞬間移動するんだ?」
『行きたい場所を思い浮かべて【ワープ】と念じてください』
ダンジョンマスターの部屋を思い浮かべる。
「【ワープ】」
『お帰りなさいませ』
目の前にダンジョンコアがあった。ということはワープが使えたってことか。これは色々侵入者の撃退に使えそうだな。
「なにかいい戦闘用スキルないかな?」
さっき自衛手段が無いことに気づいた。次ゴブリンに遭ったら生きて帰れるか分かんない。
『魔力を使わないスキルですと、体術、剣術、投擲、魔力を使うスキルは、魔術(火)(水)(風)(土)(雷)があります。なお、これらのスキルは全て初級のスキルとなっております』
どうするべきか、最初の計画では銅の剣を素振りとかして、剣術スキルを入手するつもりだったんだが…魔力の少ない俺に魔術は不向きだろう。投擲スキルは魅力的だが、もし通じなかったらその時点で詰みだ。
「剣術スキルは何ポイントで購入できるの?」
『100DPとなってます』
高い!三分の一持ってかれる!どうしようか…高いけど命には変えられないな。それに一生使える。そう考えるとお買い得じゃないか!
「購入」
DP:322→222
大丈夫だ!DPもぞろ目で縁起がいいじゃないか!
無理やり自分にそう言い聞かせるコウ。
「腹減ったな」
アイテムボックスから乾パンを出して食べる。
「喉も渇いた」
井戸から水を汲んで飲む。
ほら!全部計画通りじゃないか!
「今日は疲れたな。そろそろ寝るか」
寝具は用意していなかった。
「ちっ、ちなみに布団っておいくらですかね?」
恐る恐る尋ねるコウ。
『布団は一番安いもので50DPになります』
コウは膝から崩れ落ちるのだった
DP:222→172
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名前:コウ
職業:初心者ダンジョンマスター
称号:インセクトマスター 限界を超える者
DP:172
装備:無し
スキル
痛覚遮断(Lv3) 初速増加(Lv1)生物的嫌悪(Lv1)野生の勘(Lv1)限界突破(Lv1)剣術(Lv1)
配下:兵隊アリ 大イナゴ 催涙カメムシ