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カミングアウト  作者: 真観
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メルヘン×メランコリー(そんな綺麗なモノじゃない)

妄想癖を治したい。


妄想癖がある。

虚言癖がある人には必ずあると言っていい心の病かもしれない。


確かに私は、他の人にない経験をしてきているかもしれない。

でも、

客観的に見ると、「だから何?」と言いたくなるほどにチャチなものばかりだ。


だから、「こういうことを経験したんだ」という妄想で作り上げた回想を無理やり「だから何?」な過去にねじ込んで、自己満足に浸る。

また、そうでなくても、いるはずの家族をいない事にしたり

いるはずもない親戚を作り上げたりしてきた。


私は惨めだ。


同情させる余地もないほどに。


誰一人として、私の過去に「だから何?」なんて言ったことなかったのに。


虚しい。

信じたふりだと分かっていると、尚更。

自分が蔑まれている妄想の中、いつも一緒にいる友人さえも自分勝手に悪役に仕立て上げてしまう自分が憎くてしょうがない。


ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさい


何人に謝ればいいだろう。


「私の妄想のために、あなたを勝手に悪役にして、ごめんなさい。」

「私の妄想のために、他人を貶めてまで自分を悲劇のヒロインみたいにして、ごめんなさい。」


今すぐに消えてしまいたい。

素直に接することのできる相手が見つかるまで。

嘘偽りのない私を受け入れてくれる人を見つけるまで。

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