茶渋と格闘。2
「茶渋と格闘してます」と書いたら、ちーさんという方から、
「入れ歯の洗浄剤使うと、茶渋取れますよ~」
というメールをもらいました。ちーさんありがとう\(^o^)/
今度試してみます、が。わたしの茶こしに有効かどうかは、まだちょっとわかりません。
一応、調べてみましたが、入れ歯洗浄剤は、陶器にはかなり有効みたいなんですが、
わたしの使っている茶こしには……どうなのかなあ、と。
説明しますと、ゆずはらの茶こし、ものすんごく目が細かいんです。
紅茶の茶葉には、ダストと呼ばれる等級のものがあります。これは、茶葉を蒸したり切ったりしている時にできる、粉状のものなんですが。
ティーバッグに良く使われます。粉なので、成分の抽出が早いのです。
その分、劣化も早い。ダストと言うと、上等ではないお茶、みたいに思われる方も多いです。
しかし、ダストとは言え、良い茶葉から出るダストは、味も香りもよいものです。そういうのをわざわざ買い付けるバイヤーもいる。
そういうわけで、ダストでお茶をいれて飲む人もいるわけです。
その時の問題は、
「粉状なので、茶こしをすり抜けてしまい、ポットから注いだ時に、カップに茶がらがどっと出てしまう」
というもの。
だからティーバッグにされるんですが……、
ゆずはらの茶こしは、そのダストの粉が、カップに落ちないものです。
それだけ目が細かい。
しかも網の部分が二重になっている。
そういう茶こしだもので、
ひとたび茶渋がこびりつくと、網目に阻まれて、外に出ていかない。ひたすらこびりつき続ける。
という事態になります。つまり、洗った場合、
お湯や洗浄剤で茶渋がゆるみ、一度剥離する。
しかし網目を通り抜けることができず、再び網の内側に逆流。
どこかにくっついて乾く。
……という事に。
つまり、二重になった網と網の内側、重なっている間の部分に茶渋が残ってしまうという。
このたぐいの茶こしを使っていて、どうしたら汚れが落ちるのか、困っている人もおられるようですが、
メーカーさんは、網の部分を外して、高速の水流をぶつけて洗浄、みたいな事やっているようです(-_-;)
それだと一般家庭の人、できないじゃん。
と、いうわけで、わたしは最終的に、
「オリーブオイルの油の粒子で汚れを包み、無理やり押し出す」
方法を取りました。
網の目は細かいですが、茶こしですから。穴は空いているわけで、油は通します。
だから、油を塗って、馴染ませて。そのあと、拭き取ることで、汚れを「押し出す」、
さらに洗剤の泡で洗うことで、「油ごと押し出す」、
……と、した訳です。
台所にある材料で! という訳です。時間と手間はかかりましたが、かなりきれいになりました!
ちなみにこう説明しましたが、やった時にはこんなに理性的に考えていた訳ではなく、
「油で浮かせて押し出したらあああああ!」
……な、感じでした。
そして、今日の豆知識。
ポットや急須の注ぎ口の茶渋は、アクリル毛糸を一本の鎖編みにして通し、上下にこすったら取れる。
アクリル毛糸で編んだたわしは、水やお湯だけで、茶渋を良く落とします。それの応用。先の部分に爪楊枝とかを、糸で結んでおくと、注ぎ口に通しやすい。
お湯で茶渋をゆるませながらやってみてください。
注ぎ口の汚れが取れないよ~、という人、試してね。……なんかだんだん、おばあちゃんの知恵袋みたいになってきたなあ。
2012年01月31日




