絵本の紹介
教会で、毎月二回、子ども向けの聖書の話をしています。
話した内容は、文章にして残して、学級新聞みたいなのに載せていますが。
その時に、絵本の紹介などもしています。
子どもも読めるように、全文にルビをふるので、その分、行数がかかり、あまり余計なことは入れられません。
行事の連絡や、報告など載せたらいっぱいいっぱい。
絵本の紹介も、一行か二行、小さい文字で入れるのが精一杯。
それでも続けていると、たまってくる。
と、言うわけで、分類してリストを作ってみました。
クリスマス、誰かにプレゼントを贈ろうと考えている人、こういうのもありますよ。ということで。参考にして下さい。
【絵本リスト】
●心を自由に、イメージする大切さ
『おとうさんのちず』著/ユリ・シュルヴィッツ
『じぶんだけのいろ』著/レオ・レオーニ
『よあけ』著/ユリ・シュルヴィッツ
『ちいさいおうち』著/バージニア・リー・バートン
●世界を、命を、考える
『たいせつなこと』著/マーガレット・ワイズ・ブラウン
『こいぬのうんち』著/クオン・ジョンセン
『ハルばあちゃんの手』著/木下晋
『アレクサンダとぜんまいねずみ』著/レオ・レオーニ
『たからもの』著/ユリ・シュルビッツ
『ちっちゃなアレックスの夢のレモネード屋さん』著/リズ・スコット、ジェイ・スコット、アレックス・スコット (絶版ですが、図書館にはあるかと思います)
●ちがっているのが、すてきで楽しい
『ローズとアイリス』著/メグ・ホソキ
『フレデリック』著/レオ・レオーニ
『かぼちゃスープ』著/スーザン・クーパー
●勇気というのは、何だろう
『キング牧師の 力づよいことば』著/ドリーン・ラパポート
『ヤクーバとライオン1 勇気』著/ティエリー・デデュー
その時話した聖書の内容と連動するものを選んでいたので、やや偏りがありますが。
シュルヴィッツの作品は、深みのある内容のものが多く、色彩も綺麗で、低い年齢の子どもにも、高学年の子どもにも、大人にも何かを考えるきっかけを与えてくれます。
レオ・レオーニはユーモラスな切り口を使いながら、本当に大切なことはなんですか。と常に語りかけてくる作家。
『ハルばあちゃんの手』は、子どもは「ふーん」で終わりますが、大人が読むと泣く。
実は、小学生にこの絵本を読んでいたところ、たまたま自分の子どもを迎えに来たお父さんが聞いてしまい、後ろでひっそり泣いてしまうという事態が起こりました。正面に立っていたわたしはあわてた(;゜Д゜)
『ローズとアイリス』は、女の子がよく食いつく話ですが、違っていることが素敵だというテーマは、どの年齢にも、男の子にも、聞いてもらいたい話。
『キング牧師の力づよいことば』は、暴力によるのではなく、言葉と愛で戦おうと言い続けた人の物語。
『ヤクーバとライオン』は、戦わない勇気を選べますか。という内容です。
『ちっちゃなアレックスと夢のレモネード屋さん』は絶版です。
これは、8歳で小児がんで亡くなった、アレックス・スコットという女の子のレモネード屋さんと、
彼女の残した言葉の絵本。
彼女のレモネード・スタンドの売上は、同じ病気に苦しむ子どもと、その家族を支える基金になりました。
彼女がほがらかに言った、「運命がすっぱいレモン(※英語で、つらい運命の意味)を渡すなら、しぼって美味しいレモネードにしちゃえば良いのよ!」という言葉は、今では広く知られています。
この他にも、読んだ絵本はいろいろあるのですが、とりあえず、リストにはこれだけを載せました。
2011年12月16日




